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ランディングページとは?その目的やメリットについて解説します!

2021.1.7
読了まで約 3

ある企業の商品やサービスを探そうと思ったときに、その企業のホームページのトップページから探していく人は、少ないのではないでしょうか。多くの人は検索エンジンから直接「会社名 商品名」などのキーワードを入れて検索し、ここで検索上位となったページに飛ぶことが多いでしょう。

このような経緯でユーザーが直接訪れるページをランディングページ(LP)といいますが、今回はランディングページを作る目的や、そのメリットについて解説します。

ランディングページとは?

ランディングページ(Landing Page)とは、その名の通り「着地するページ」を表しています。検索エンジンなどから飛んできたユーザーが、最初に着地する自社のページをランディングページ、またはLP(略称でランペ)と呼ばれています。

ここで注意すべきは、ランディングページを2つの意味で使う場合がある点です。

たとえば大手検索エンジン「Google」で検索をした場合、キーワードを入れて検索すると結果が2種類表示される場合があります。「リスティング広告」と「自然検索(オーガニック検索)の結果」です。この2つが同じ会社の別のページにリンクされていたとしても、これらをそれぞれランディングページと呼ぶ場合があるのです。このような場合には、同じランディングページという呼び名でも意味が違うことに注意しましょう。

・リスティング広告(もしくは各種Web広告やSNS)のリンク先
  → 商品やサービスを購入して貰うためのページ

・自然検索でヒットしたリンク先
  → その会社のサイトで、ユーザーに最初に訪れたページ

少し紛らわしい話かもしれませんが、マーケティングの世界でランディングページといった場合には、ほぼ前者(リスティング広告や各種Web広告、SNSのリンク先)を表します。

ここでも、以降は前者の意味で解説します。

ランディングページ作成の目的と特徴

前者と後者の一番の違いは、訪れたユーザーが特定の商品やサービスにある程度の興味を持っているか否かです。ユーザーがリスティング広告やWeb広告をクリックしたということは、その商品やサービスについてもっと知りたいと思ったか、少なからず購入の意思がある場合です。

ランディングページは、このようなユーザーをコンバージョン(CV Webサイトにおける購入や申込などの成果)に導くために作られます。

一般的にランディングページには以下のような特徴があります。

●特定の商品やサービスに特化している
通常、ランディングページにはほかの商品やサービスに関わる情報は載せません。リスティング広告やWeb広告をクリックして飛んできたユーザーに別の情報を表示することは、ユーザーの期待を裏切ることになり離脱されてしまう可能性があるからです。

●ページレイアウトが縦長にできている
ランディングページの一番の目的は、ユーザーにコンバージョンして貰うことです。したがって、ページの上から下へと流れるように商品やサービスの説明を行います。

たとえば商品であれば、最初に商品の特徴を整理して書き、ユーザーの課題解決となる商品である説明、課題解決の実例、キャンペーンの情報など、ユーザーがその商品を欲しくなるようにページを作ります。あたかもベテランの営業マンが商談をするように流れを作っていくのです。このため優れたランディングページは、自然と縦長になります。

●他ページへのリンクが少ない
ランディングページは上記のような目的で作られているので、説明(商談)の途中で他のページにユーザーを飛ばすようなリンクは、ほとんどの場合作りません。通常はページの最下部に、BtoBの場合は営業マンへの連絡や内覧会等への申込リンク、BtoCであれば資料請求や購入ページへのリンクを作っておきます。

ランディングページのメリットとデメリット

ランディングページのメリットを整理すると以下のようになります。

・ページ移動による離脱者が少ない
同じ会社のサイト内でも、ページを移動するごとに離脱者は増えていきます。自分の欲しい情報から離れた情報が表示されるようになると、興味を失ってしまうのです。他ページへのリンクがないランディングページには、このリスクがあまりないといわれています。

・コンバージョンにつながりやすい
情報が1ページに集約されており、順を追って説明がなされるのでランディングページのCVR(コンバージョン率)は高いといわれています。

コンバージョンにつなげやすいメリットが魅力のランディングページですが、デメリットもあります。

・ページが長すぎると、飽きて離脱される場合がある
ランディングページからユーザーが離脱する二大要因は「くどい説明」と「情報の繰り返し」だといわれています。ユーザーが知りたいであろう情報を意識しながら、説明は簡潔にまとめ、適度に動画を挟むなどページを長くし過ぎない工夫が必要です。

・制作にコストがかかる
ランディングページには情報が詰め込まれているので、自社で作る場合には手間がかかり、制作を外注した場合には他のページよりも一般的に割高になります。この点は商品やサービスの価格、予定販売数量などと併せて、制作にかけられるコストを考えておく必要があります。

まとめ

◆マーケティングの世界でいうランディングページとは、リスティング広告やWeb広告、SNSのリンク先となり、ユーザーに商品やサービスを購入して貰うためのページである。

◆ランディングページは情報が1ページに集約されている。上から下へ順を追って説明がなされるので、説得力がありCVRが高いといわれている。

◆ランディングページからユーザーが離脱する二大要因はくどい説明と情報の繰り返し。ユーザーが知りたい情報を簡潔にまとめ、ページを長くし過ぎない工夫が必要。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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