企業にとって自社のサイトが「検索エンジン」で高い位置に居続けることは、ビジネスを大きく飛躍させる上で、もはや必須ともいえる条件となるだろう。サイトへたくさんのユーザーを誘導することで会社は認知され、取り扱うサービスや商品の売り上げ増加に期待が持てるからだ。
それでは、「B to C」ではない「B to B」におけるビジネスではどうだろうか。
実は、「企業向け」のビジネスサイトにおいても、B to Cと同様に、キーワードとなる語句を使用し、工数をかけたSEOコンテンツづくりに徹底して励むべきなのである。
本記事では、B to Bビジネスに徹底したSEO対策が必要である理由と、SEO対策をとった有効なB to Bコンテンツ制作について紹介する。
参照元:BtoBマーケティングで成果を出すためのSEOコンテンツの作り方
B to BにもSEO対策は有効
出典元:BtoBマーケティングで成果を出すためのSEOコンテンツの作り方
B to Bマーケティング担当者なら、一度はその必要性について悩んだことがあるかもしれない「SEO対策」。自社のサイトにはどのくらいの手間をかけて対策すべきなのか、また、対策自体を取り入れる必要があるのかなど「疑問を持った」という場合もあるだろう。
2018年に調査会社が行った「企業向けITサービスや製品を選定する担当者への実態調査」(上図)では、すべての項目において「検索エンジン」が選定に大きな割合を占めている。つまり、企業間で「取引する会社を判断する」際にも、多くの場合、検索エンジンを利用しウェブサイト経由で情報を収集しているのである。
また、「きっかけ」から「一次選択」へ、その後「二次選択」でも担当者が検索エンジンを利用しているのと同じく、最終的な意思決定においても、最も大きな影響を与えたのは検索エンジンだということも判明した。
自社のウェブサイトが検索で上位の位置に表示されなかった場合、どのようなことが起こるだろう。この調査結果からも見てとれるように、企業の担当者からは認知もされず、自社ビジネスを選択してもらえる可能性は、極めて低くなってしまうのではないか。
B to Bビジネスに必要なSEOコンテンツ
B to Bにおいて必要な「SEOを強化したコンテンツ」とはどのようなものか。サイト制作で、押さえておきたいポイントが以下である。
●自社サービスのペルソナ(仮想のユーザー)を設定すること
→自社サイトへ集客するためのペルソナを複数設定。
●ペルソナのニーズをプロセスごとに明確化すること
→ペルソナが意思決定するまでのプロセスを段階的に視覚化する。
●キーワード選定をしておくこと
→ペルソナのニーズから、B to Bを意識した、上位に表示されるキーワードを選択。
●キーワードに沿った「悩み解決コンテンツ」をつくること
→上位表示された「ペルソナの悩みを解決する情報」を盛り込んだオリジナル記事の作成。
●毎日数字を計測し、改善すること
→作成したコンテンツの順位をこまめに計測し、必要な情報を加えたり改善したりする。
マーケティングでは検索エンジンからもニーズを調査し、上位に位置するキーワードを複数タイプ検出しておくことが大切だ。B to Bならではの、専門性が高いSEOコンテンツをペルソナで想定したニーズごとに作成する必要があるだろう。
参照元:BtoBマーケティングで成果を出すためのSEOコンテンツの作り方
B to BビジネスにかかわるSEO/まとめ
B to C はもちろん、B to Bビジネスにおいても、ウェブサイトのSEOコンテンツは企業成長に欠かすことのできない要素となりそうだ。
B to B仕様の最適なコンテンツをつくり、常に調整を繰り返しながら、検索エンジンの上位表示を継続させていく。ニーズに合わせた解決策を提案し、他社記事に足りない情報を取り入れることも大切だろう。
検索で上位を示すべく、競合も同じように日々対策しているはずである。自社がつくるサイトがビジネスにおいて、いかに重要かを理解し、競合が行う以上の改善に取り組めるかどうか。毎日の小さな積み重ねが、B to Bビジネスを成長させるための鍵となるだろう。