スマートフォンのようなデジタルデバイスの普及、それらによる動画メディア視聴の一般化など、生活者がデジタルコンテンツに接触する機会が増えている。また新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛ムードの中、デジタルコンテンツの需要・消費はますます増えているようだ。
このような中で、動画を活用したマーケティングの重要性が高まっていると考えられる。GMOプレイアド株式会社(動画のマーケティングに特化した事業を展開)とGMOリサーチ株式会社(インターネットリサーチ事業を展開)は、マーケティング担当者を対象に、動画活用についての意識調査を行った。
参照元:「マーケティング担当者に聞いた動画活用に関する意識調査」を実施~効果的な動画活用は視聴者が受けた印象と理解度の把握、そして動画制作工数の確保が課題~
過半数のマーケティング担当者がインターネット広告の重要性を実感
マーケティング活動における今後のインターネット広告の重要性について、マーケティング担当者はどのように考えているのだろうか。アンケートへの回答結果は下の通りだ。
参照元:「マーケティング担当者に聞いた動画活用に関する意識調査」を実施~効果的な動画活用は視聴者が受けた印象と理解度の把握、そして動画制作工数の確保が課題~
「重要性が増す」と答えた担当者は半数を超えており、56.0%だった。
さらに、「重要性が増す」と答えた担当者の78.3%が、特に重要な広告の種別として「動画広告」を挙げていた。
インターネット広告、特に動画広告の重要性が今後さらに高まっていくという認識を、多くのマーケティング担当者が持っていたことがわかった。
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視聴者が受けた印象・理解度がわからない…
多くのマーケティング担当者が重要性を感じている動画広告だが、実施するに当たっての課題としてはどのようなものがあるのだろうか。
動画広告の実施における懸念点について、以下のような回答結果が得られたという。
参照元:「マーケティング担当者に聞いた動画活用に関する意識調査」を実施~効果的な動画活用は視聴者が受けた印象と理解度の把握、そして動画制作工数の確保が課題~
最も多かった回答は「視聴者が受けた印象について明確に知る術がない」の34.2%であり、「視聴者が持った理解度を明確に知る術がない」の30.2%が続いた。
ともに「明確に知る術がない」という点が共通しており、視聴者が広告をどう受け止めているのかをある程度定量的に計るものさしが求められているようだ。
コロナ禍でインターネットの利用時間が増えた
最後に、コロナ禍におけるインターネット利用時間の変化について、下のような回答結果になった。
参照元:「マーケティング担当者に聞いた動画活用に関する意識調査」を実施~効果的な動画活用は視聴者が受けた印象と理解度の把握、そして動画制作工数の確保が課題~
インターネットの利用時間が「増えた」という回答が過半数だった。またテレビを視聴する時間についても調査されたが、「増えた」という回答はインターネットよりも9.9ポイント低い結果となっていた。