株式会社和田工房は「WEBサイトの制作」に関する調査結果を2020年10月8日に発表した。調査期間は2020年9月9日~2020年9月10日。中小企業・小規模事業の経営者(従業員数50名以下の企業)を対象に調査を行った。
この調査により、ホームページ制作の実態が明らかになった。
参照元:【面倒な業務は全てお任せ!?】半数以上の中小企業がWEB制作会社を賢く利用していた!
WEB制作会社を利用した理由トップにスキル
まず、WEB制作会社を利用したことがあるか聞いたところ、「はい」が52.3%、「いいえ」が47.7%の結果になった。半数以上がWEB制作を外部に委託した経験があることが分かった。
また、「はい」を選択した回答者に、なぜWEB制作会社を利用しようと思ったのか聞いたところ、「スキルがなかったため」が50.9%で最多。次に、「原稿や画像の準備が大変だったため」31.3%、「効率的な成果を得るため」30.5%が続いた。
WEB制作会社を利用するメリットは、アウトソースとクオリティ
次に、WEB制作会社を利用するメリットを聞いたところ、トップは「1から全部任せることができる」40.1%、次に「各分野の専門家が揃っている」37.9%、「クオリティの高さ」34.4%が続いた。WEB制作にかかる工数や手間すべてをアウトソースできることはもちろん、専門家がいることで自社制作では得られないクオリティがメリットとして結果にあらわれた。
ホームページ自社制作の準備、4割以上が経営者みずから
今度は、自社で制作している回答者に対し、ホームページを制作する際のコンテンツや原稿は誰が準備していたのかを聞いた。トップは「経営者」が44.4%となり、4割以上の経営者が自ら準備していることが明らかになった。次に「従業員」19.5%、「WEB知識のある従業員」13.4%となった。
また、ホームページを制作するのにどのくらいの期間がかかったのか聞いたところ、「1か月未満」44.8%と「1か月以上~3か月未満」19.7%をあわせて、6割以上が3か月未満で完了していることが分かった。一方で、「1年以上」が22.4%となり、2割の企業は1年以上と長期に及んでいることも分かった。
ホームページ自社制作のデメリットのトップに、クオリティの低さ
続いて、自社でホームページを制作する際のデメリットを聞いたところ、「ホームページのクオリティが低い」が43.6%で最多。次に「担当者のスキルに依存してしまう」23.7%、「コンテンツが充実しない」23.4%となった。また、「公開・運用までに時間がかかりすぎてしまう」が12.1%であった。
WEB制作会社に求めることの上位に、低コスト・高クオリティ
最後に、WEB制作会社にどのようなことを求めているか聞いた、トップは「低コスト」56.6%、続いて「高品質なデザイン」48.5%、「柔軟な対応」41.6%、「長く付き合える安心感」38.7%、「アフターフォロー(更新やバグ処理など)」34.6%となった。低コスト・高クオリティだけではなく、継続したサイトのメンテナンスを前提として、安心感やアフターフォローを求めていることが分かった。
今回の調査により、WEB制作会社を利用するメリットや、自社制作のデメリットが明らかになった。経営者みずから手を動かすことや、自社制作のクオリティに課題を感じている企業には、この機会にWEB制作会社を利用することも検討してみてもいいかもしれない。