株式会社サイバー・バズは、株式会社デジタルインファクトと調査を実施し、国内のソーシャルメディアマーケティング市場動向を明らかにした。
本調査は、自社製品やサービスを対象に、企業がソーシャルメディアマーケケティングを実施するための費用の年間支出額について「ソーシャルメディアマーケティング市場」と定義した上で、推計・予測を行っている。
2020年のソーシャルメディアマーケティング市場動向
2020年の国内におけるソーシャルメディアマーケティング市場は、市場規模が5,519億円となり前年比107%という見通しを示した。この見通しについて、新型コロナウイルスの影響により、一部企業のマーケティング投資が落ち込む傾向があったものの、オンラインを主な販売チャネルとする企業では、ソーシャルメディアを活用したキャンペーンなど、新規顧客育成や顧客獲得のための投資が堅調に推移していると分析している。
さらに、ソーシャルメディアは今後も企業と消費者間におけるコミュニケーションツールとして、また販売チャネルとして、さらにその重要性が高まることが期待されていると同社は指摘。
これにより、企業におけるマーケティング投資がさらに加速され、2025年のソーシャルメディアマーケティング市場規模は1兆1,171億円に達し、2020年対比で約2倍になると予測している。
関連記事:SNSとは?種類や使い方、仕組みについて分かりやすく解説
関連記事:SNSマーケティングとは?成功事例や始め方のポイントを解説
2020年のソーシャルメディア広告市場動向
一方、ソーシャルメディア広告に対する需要について、2020年の広告市場規模は4,932億円となり、前年比107%に推移するという見通しを示した。
企業のマーケティング活動においてソーシャルメディアの重要性の高まっていることから、ソーシャルメディア広告の需要も、これまで通り拡大傾向にあることを明らかにした。
さらに、広告市場全体におけるデジタル広告のシェアが高まるにつれて、ソーシャルメディアのシェアも高まっていると分析。
今後も拡大傾向は続くことを予測した上で、2025年のソーシャルメディア広告の市場規模は1兆12億円に達し、2020年対比で約2倍になるという見通しを示した。