データマーケティングエージェンシーのGlossom(グロッサム)株式会社は、スマートフォンでの情報収集に関する定点調査を行った。調査対象は全国の10代〜70代の男女1,442名だった。
この調査の結果、2019年から2020年にかけてのスマートフォンユーザーの動向・意識の変化が明らかになった。
参照元:【スマートフォンでの情報収集に関する定点調査2020】 利用時間は1割増、動画による情報収集が拡大 10代はYouTube利用時間が2倍増、 TikTok利用率は2倍増
スマートフォンによる情報収集の時間・方法が大きく変化
Glossomはスマートフォンによる情報収集に関する定点調査を2019年から実施している。昨年の結果と今回の結果を比較してまずわかるのは、スマートフォンによる情報収集の時間が大幅に増えている点だ。
参照元:【スマートフォンでの情報収集に関する定点調査2020】 利用時間は1割増、動画による情報収集が拡大 10代はYouTube利用時間が2倍増、 TikTok利用率は2倍増
平均利用時間は2019年よりも14.5分も増えており、これは13.6%も増えたことになる。新型コロナウイルスによる新しい生活スタイルの影響も大きいかもしれない。
利用時間だけでなく、スマートフォンによる情報収集の方法にも変化が見られた。情報収集の方法にはSNSやサーチエンジン、メディアがあり、どれも75%以上の高い利用率だったという。
その中でも顕著だったのがSNSの利用時間の増加だ。2019年に比べて26.9%も増え、1日の平均利用時間が67.1分で最も多かった。
参照元:【スマートフォンでの情報収集に関する定点調査2020】 利用時間は1割増、動画による情報収集が拡大 10代はYouTube利用時間が2倍増、 TikTok利用率は2倍増
SNSの中でも利用時間が特に大きく伸びたのがYouTubeだ。文字情報による情報収集から動画による情報収集に人気が急激に移ってきているようだ。
参照元:【スマートフォンでの情報収集に関する定点調査2020】 利用時間は1割増、動画による情報収集が拡大 10代はYouTube利用時間が2倍増、 TikTok利用率は2倍増
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企業のSNS発信への反応は性別・年代で変わる
今回の調査では、企業のSNS発信への反応の実態も明らかになった。企業のSNS発信に対する反応は、男性よりも女性、若年層ほど強いということがわかった。
参照元:【スマートフォンでの情報収集に関する定点調査2020】 利用時間は1割増、動画による情報収集が拡大 10代はYouTube利用時間が2倍増、 TikTok利用率は2倍増
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さらに、印象に残りやすい企業のSNS発信内容について聞くと、女性は「セール」や「クーポン」が、男性は「ゲームコンテンツ」が多いという結果になった。
参照元:【スマートフォンでの情報収集に関する定点調査2020】 利用時間は1割増、動画による情報収集が拡大 10代はYouTube利用時間が2倍増、 TikTok利用率は2倍増
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コロナウイルスによる新しい生活スタイルではニュースメディア・エンタメ系メディアが伸張
コロナウイルス感染防止のため、「アットホーム」を合い言葉とする新しい生活スタイルが広がった。このことによる影響も見て取れる。
ニュースメディアや映画・ドラマ・エンタメ系メディアの利用が増えた。逆に自宅の外に出る機会が減ったためか、30代女性の美容・ファッション系メディアの利用率は下がったという。
参照元:【スマートフォンでの情報収集に関する定点調査2020】 利用時間は1割増、動画による情報収集が拡大 10代はYouTube利用時間が2倍増、 TikTok利用率は2倍増