日本最大級の逆求人型サイト『キミスカ』で新卒採用市場に新風
――まずは御社の事業内容についてお聞かせいただけないでしょうか?
松山 弊社はもともと2008年にヘッドハンティンググループとして発足しました。 現在はヘッドハンティング事業のほかに、飲食業界および建築・不動産業界に特化した人材紹介事業、そして日本最大級のスカウト就活サービス『キミスカ』を中心とした新卒採用コンサルティング事業などを行っています。
――リリース後、学生・企業ともに利用者が急増している『キミスカ』ですが、そもそもこのサービスを立ち上げられたきっかけは何だったのですか?
松山 新卒採用に関する事業は、以前から紹介ベースで行っていましたが、私たちが仲介に入るよりも、学生と企業様が直接コミュニケーションをしたほうがより効率的ではないか、という考えがありました。
また、双方とお話をさせていただく中で、企業の採用担当者方々からは「欲しい学生が他にどんな会社を受け、他社の選考がどこまで進んでいるのかを知りたい」という声が、一方で、学生からは「他社の選考状況を言ってもいいのか?」「面接の場で他社の選考状況を言うのは難しい」といった声が聞かれ、それならば、選考開始より学生の就活状況を開示し、シェアできるサービスを作ればいいのではないかという考えから立ち上げました。
――御社は新卒採用と中途採用の両方で事業を展開されていますが、マーケティングに関しては、それぞれ今後どのように強化されていくお考えでしょうか?
加藤 新卒採用向けの『キミスカ』に関しては、サービスを始めた当初は学生と企業様の数を集めることにフォーカスをして、マーケティングを進めてきましたが、最近は、数よりも質にこだわるようになりました。
つまり、採用できたら終わりではなく、採用した後も継続して使っていただける企業様を増やしていきたいということです。 そのために、営業のやり方はこちらからガツガツご提案するというより、企業様が必要としているタイミングで、適切なご提案できるようにしていきたいと思っています。
また、中途採用に関しても、単に転職したい人を集めるのではなく、例えば「飲食業界から飲食業界」など、より転職意志の高い求職者にターゲットを絞り、その方々に適切なサービスをご提供できるようにしていきたいです。
――新卒採用の領域で言いますと、ここ数年『キミスカ』のようなダイレクトソーシングサービスが他にいくつか生まれ、認知度が上がっていますが、今後は他社といかに差別化を図れるかが重要になってきています。
加藤 その通りで、他社との差別化は今後の大きな課題です。 新卒ダイレクトソーシングの中ではそれなりの学生規模を誇っていますが(19卒約8万名)、大手就職ナビには勝てません。
よって、質に徹底的にこだわり、弊社なりの特色を出していく必要があると思っています。
効果的なリード獲得を実現 HRプロの発信力に期待
――マーケティングの手法自体は、今後どのように変えていくおつもりでしょうか? またその中で、なぜ私どもにお声掛けいただいたのでしょうか?
加藤 先ほどもお話したように、弊社からガツガツ営業をかけるのではなく、「今このタイミングで〇〇な人材が必要だ」という企業様に対してアプローチしていきたいので、そういう意味ではインバウンドマーケティングが不可欠だと考えています。
その中で、リードジェネレーションという手法に目をつけ、数年前から実践するタイミングを計ってきました。 そして昨年末に、リード獲得において御社を含む数社を試してみたところ、御社の数字が一番良かった、というのが理由です。
――なぜ弊社の取り組みに一番成果が出たと思われますか?
渕田 いろいろと要因はあると思いますが、一番は、ダイレクトソーシングやHRテクノロジーといった人事領域における最先端な情報をHRプロが、どこよりも、いち早く、多く取り上げているからではないでしょうか。
その結果、鮮度の高い情報をより多く集めようとされている人事の方、人事のあり方を変えたいというマインドをお持ちの方がたくさん登録されていると感じます。 リード獲得の段階で数字を見ても一番反応が良かったので、おそらく弊社のコンテンツを見てくださっている人事担当者の方の層に違いが出ているのかなと思います。
――ナーチャリングと繋がるかもしれませんが、私たちはブランディングを大事にしており、取引企業様のお手伝いをする際は、どういうブランドイメージをつけたいのかをしっかりと擦り合わせた上で、プロモーションプランを持って進めています。 そういう面では、どのようにお感じになられているでしょうか?
松山 ブランディングに関しては、私たちも非常に大事なポイントだと認識しております。 『キミスカ』がスタートして5年が経過し、サービスもある程度は形になってきました。
継続的にご利用いただいている学生や企業様に価値をご提供できていると感じつつも、今の限られた価値だけでは限界が見えてくるかもしれません。 そのため、ここから次のフェーズに行くためには、御社のような姿勢で臨んでくださる方々と一緒にやっていくのが理想と思っています。
――今後、弊社のサービスをどのように活用しようと考えられていますか?
加藤 今、私たちがすべきことは、人事の方が欲しい情報を収集し、見やすい形にまとめて、それを継続的に御社のポータルサイトを通じて発信していくという作業だと思っています。
イベントを開催したり、資料をリリースしたり、やれることはいろいろありますが、結局のところ一番重要なのは、人事の方が今何を思っていて、どういう情報を求めているのか。 それをいち早くキャッチして、効果的にお伝えすることです。
そういう意味でも、御社の発信力には非常に期待しています。
御社には、「HRプロ」のサイトインサイト(「HRプロ」内の個社別オリジナルページ)を年間掲載でご利用いただき、それ自体が継続的なブランディングになっていると思います。
さらに、コンテンツ・マーケティングも重要ですので、単にサービス内容の紹介ではなく、人事の方のニーズに合った情報をコンテンツとして発信しながら、そこに御社のサービス内容を絡めていくという形で御社のオリジナルサイトを制作させていただいております。
今後もぜひ御社の目標に近づけていけるように、ご協力させていただければ幸いです。
株式会社グローアップ 『キミスカ』 会いたい学生に合える国内最大級のダイレクトリクルーティングサービス キミスカは国内最大級のダイレクトリクルーティングサービスです。企業から「会いたい」学生にアプローチすることで、採用のミスマッチを削減します!
詳細・お問い合わせはこちら