オウンドメディアを立ち上げるにあたって「コンテンツマップ」は不可欠です。コンテンツマップとは、サイトの「目次」や「設計図」にあたるもの。作成することにより、サイトの全体像や構造を確認し、チームメンバーで戦略を共有することが可能になります。
この記事では、コンテンツマップ作成の目的、および作成方法についてご紹介します。
オウンドメディアの立ち上げにコンテンツマップは不可欠
オウンドメディアを立ち上げるにあたり、コンテンツマップの作成は不可欠であるといえます。
コンテンツマップとは、サイトの「目次」や「設計図」にあたるものです。
下の図のように、サイトをページの種別ごとに章立てし、さらに必要であれば章を項目別に分け、そこにページを配置する階層構造で表現します。
コンテンツマップの形式
コンテンツマップを作成すると、サイトの全体像を把握することが容易になります。
サイトの内部構造も確認しやすく、さらにそれらをチームのメンバーで共有することもできます。
コンテンツマップを作成せずにオウンドメディアを立ち上げる場合には、全体像がわからないまま新しいページを作成していくことになります。
そのため必要なページが作成されなかったり、逆に似たような複数のページが重複してしまったりが起こりやすくなります。
また、サイトの内部構造も、効果的に作成することができません。
全体像がチームメンバーで共有されることがないために、メンバーの方向性に食い違いが生じることもあります。
以上の理由により、オウンドメディアの立ち上げにあたり、コンテンツマップは欠かすことができないものといえます。
コンテンツマップは、作成後も随時見直し、サイトの現状が忠実に反映されるように修正を加えていくことも重要です。
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コンテンツマップ作成の目的
コンテンツマップを作成する目的は、以下の通りです。
1. サイトの全体像を把握すること
コンテンツマップ作成の第一の目的は、サイトの全体像を把握することです。
サイトの全体像を把握することにより、必要なページが作成されない、あるいはページの重複が起こるなどのことをなくし、効率的にページを作成することが可能になります。
とくに100ページ以上の大規模なサイトを立ち上げる場合には、コンテンツマップなしには全体像の把握はほぼ不可能となるでしょう。
また、サイトのリニューアルをする場合にも、コンテンツマップの作成はとても有効であるといえます。
既存のページを確認し、どのようなページを新たに作成すればよいかを見通しよく検討できます。
2. 導線などの構造を確認すること
コンテンツマップを作成することにより、ユーザーの導線などの内部構造を確認することが容易になります。
オウンドメディアは、複数のページを内部リンクによって関係づけ、ユーザーの導線をしっかりと設計することが重要です。
ページ間をユーザーに移動してもらうことにより、最終的にコンバージョンまでつなげていきます。
コンテンツマップなしには、サイトの内部構造を確認することは困難です。
したがって読者をコンバージョンまで効果的に導くサイトを作成するのは難しくなるでしょう。
3. チームメンバーで戦略を共有すること
オウンドメディアの立ち上げに関わるメンバー間で戦略を共有することも、コンテンツマップ作成の目的です。
一般に、オウンドメディアの立ち上げには複数のメンバーが関わることになります。
それら複数のメンバー間で、サイトの方向性や戦略が共有されていることは大切です。
コンテンツマップなしには、サイトの全体像および内部構造をメンバー間で共有することができません。
したがってメンバーのそれぞれが思い思いに作業をすることになり、サイトが統一した方向性を維持することは困難になるでしょう。
コンテンツマップの作成方法
コンテンツマップの作成方法を見ていきましょう。
Step1 ゴールの設定
コンテンツマップの作成にあたり、まずゴールを設定することが重要です。
ゴールは、短期(半年~1年)および中長期(1年~3年)の、両方を設定しましょう。
BtoB企業のオウンドメディアなら、短期のゴール設定は、
・サイトの訪問客を増やす
・訪問客から見込み客への転換率を上げる
などとなるでしょう。
また、長期のゴール設定は、
・見込み客から顧客への転換率を上げる
となるのが一般的です。
Step2 ペルソナの設定
ゴールを設定したら、次にペルソナを設定します。
ペルソナとは、サイト訪問客の人物像のことです。
BtoB企業のオウンドメディアの場合には、対象となる顧客は企業ですので、「企業ペルソナ」を作成します。
企業ペルソナを設定するにあたっては、まず対象となる企業の業種や業態、売上高、その企業が解決すべき課題などの属性を設定します。
次に、直接の購買担当者、および決済が必要となる上司や合意が必要となる人などの購買関係者を考えます。
その上で、購買担当者および購買関係者がどのような情報ニーズを持っているのかをあげていきます。
Step3 カスタマージャーニーマップの作成
企業ペルソナを設定したら、それを元にカスタマージャーニーマップを作成します。
カスタマージャーニーマップとは、
・サイトの認知
・情報収集
・比較検討
・購買
の4つの段階で、情報ニーズと、そのニーズを満たすことができる提供コンテンツとをあげたものです。
購買担当者および購買関係者双方の情報ニーズに対して、提供コンテンツを検討することが重要です。
カスタマージャーニーマップのテンプレートについては、本サイトの下記ページから無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。1ページ目が見本となっており、2ページ目はサンプルになっています。パワーポイント(PPTX)形式ですので、パソコンでサンプルテキストを編集することもできますし、テキスト部分を消して印刷し、手書きで書き込むこともできます。
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コロナ禍を経て、Webサイトやeコマースを含むオンラインで顧客と接するマーケットが大きく広がっています。 過去のマーケティングはテレビや雑誌、新聞といったマスメディアを通じたものが…
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Step4 コンテンツマップの作成
以上の手順を踏んだ上で、コンテンツマップを作成します。
コンテンツマップを作成するにあたっては、ペルソナが検索すると思われるキーワードをあげていきます。
次に、そのキーワードごとに、カスタマージャーニーマップであげた提供コンテンツをグルーピングしていきます。
グルーピングを行う際には、ユーザーの導線を考慮することも重要です。
検索によって流入してくるユーザーが、スムーズにゴールに向かうことができるよう、道筋を慎重に検討しましょう。
まとめ
◆ オウンドメディアの立ち上げにコンテンツマップの作成は不可欠
◆ コンテンツマップとは、サイトの「目次」や「設計図」にあたるもの
◆ コンテンツマップ作成の目的は、サイトの全体像の把握、内部構造の確認、およびチームメンバーでの戦略の共有
◆ コンテンツマップの作成は、ゴールの設定、ペルソナの設定、およびカスタマージャーニーマップの作成の手順を踏んで行う