ワードプレスとは、世界中で愛用されている、ブログやWebサイト作成のための優れたソフトです。
柔軟性の高さや機能の豊富さもあり、Webデザイナーや制作者の評価も高い反面、うまく使いこなせない人もいるかもしれません。
本記事ではそんな初心者の人向けに、ワードプレスの使い方をガイドします。
目次
ワードプレスとは?簡単に説明します
ワードプレス(WordPress)とは、Webサイトやブログの作成に使われるオープンソースのCMS(Content Management System:コンテンツ管理システム)です。HTMLやCSSなどの専門知識がなくても直感的にブログやWebサイトを作成できるうえ、基本的には無料で利用可能です。
ワードプレスには多くのテーマやテンプレートが用意されており、ブログやECサイトや店舗サイトなどさまざまなタイプにも対応しています。ただし、ワードプレスを利用するためにはサーバーの取得・設置やドメインの取得・連携が必要です。細かなカスタマイズには専門的な知識が求められ、システムやプラグインの定期的なアップデートをする必要もあります。
ワードプレスは世界中で使われており、日本でも数多くの大手企業が利用しています。
W3Techsによると、CMSを持つ全てのWebサイトのうち61.9%がワードプレスを利用しており、その割合は全てのWebサイトの約4割です。
なお、日本語のWebサイトのうち、82.9%はワードプレスで作成されています。
出典:Distribution of Content Management Systems among websites that use Japanese
ワードプレスの利用開始手順
ここでは、ワードプレスを利用するための手順を解説します。
レンタルサーバーを契約する
ワードプレスを利用するためには、Webサイトのデータを保管する場所としてサーバーが必要です。
サーバーは、ウェブサイトのデータを保管し、インターネットを通じて訪問者に情報を届ける役割を果たします。サーバー環境を自社で構築することも可能ですが、専門知識や高額な費用が必要となるため、初心者の方や個人利用の場合は、レンタルサーバーを契約するのが一般的です。
ドメインの取得と設定をする
サイトをインターネット上に公開するためには、インターネット上の住所にあたるドメイン名の取得と、そのドメイン名をサーバーに関連付ける設定が必要です。
ドメイン名には、レンタルサーバーが提供する「○○.rentalserver.com」のような共有ドメインと、自分で好きな名前を決められる独自ドメインがあります。独自ドメインを取得することで、覚えやすく信頼性の高いサイトアドレスを設定できます。
ドメインの取得には、種類や登録業者によって年数百円〜数千円のコストが発生しますが、最近はレンタルサーバーの契約特典として無料でドメインが提供されるケースも増えています。
SSLを設定する
SSLとは、インターネット上でデータを安全にやり取りするための仕組みです。SSLを設定することで、ウェブサイトと訪問者の間の通信が暗号化され、第三者によるデータの盗み見や改ざんを防ぐことができます。
通常のURLは「http://~」ですが、SSLを設定した場合のURLは「https://~」となり、ブラウザのアドレスバーに鍵のマークが表示されます。これにより、訪問者は安全なウェブサイトであることを確認できます。
SSLの設定方法はレンタルサーバーによって異なりますが、多くのレンタルサーバーでは、コントロールパネルから簡単に設定できる機能を提供しています。
SSLの仕組みや概念についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:SSLとは!基本的な概念を初心者にもわかるように解説!
ワードプレスをサーバーにインストールする
ワードプレスの公式サイトからワードプレスのプログラムファイルをダウンロードし、レンタルサーバーにアップロードすることで、ワードプレスをインストールします。
ワードプレスをインストールするためには、パソコンとサーバー間でファイルをやり取りするためのFTPソフトや、記事や設定などのデータを保存するためのデータベースが必要です。FTPソフトを使ってワードプレスのファイルをサーバーにアップロードし、データベースと連携させることで、ワードプレスが利用できるようになります。
なお、多くのレンタルサーバーでは、コントロールパネルから簡単なクリック操作でワードプレスを自動的にインストールしてくれる機能を提供しています。この機能を利用すれば、FTPソフトやデータベースの知識がなくても、初心者の方でも簡単にワードプレスを始めることができます。
ワードプレスの簡単なインストール方法についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:WordPress(ワードプレス)を簡単にインストールする方法を解説します
ワードプレスにログインする
ワードプレスをインストールしたWebサイトの管理画面へアクセスし、登録時に設定したユーザー名(またはメールアドレス)とパスワードを入力してログインします。
管理画面は、WebサイトのURLの後ろに「/wp-admin」または「/wp-login.php」を付けてアクセスするのが一般的です。ログインに成功すると、ダッシュボードと呼ばれる管理画面が表示され、記事の作成やデザインの変更など、様々な操作が行えるようになります。
もしログインできない場合は、パスワードを忘れた、ユーザー名が分からない、などの原因が考えられます。レンタルサーバーやワードプレスの公式サイトには、ログインに関するトラブルシューティング情報が掲載されているので、参考にしてみてください。
ワードプレスのログイン方法やログインできない場合の対処法についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:WordPress(ワードプレス)のログイン方法やログインできない場合の対処法を解説
テーマをインストールする
ワードプレスの管理画面から、Webサイト全体の見た目や構成を決定する「テーマ」をインストールします。テーマは、Webサイトの骨組みとなるデザインテンプレートのようなものです。
ワードプレスの管理画面には、無料で利用できるテーマが多数用意されており、気に入ったものを選択してインストールできます。また、有料テーマや自作したテーマファイルを持っている場合は、管理画面からアップロードして適用することも可能です。
テーマによってデザインや機能が大きく異なるため、Webサイトの目的に合ったテーマを選ぶことが重要です。テーマをインストールすると、Webサイトの見た目がすぐに変わるので、色々なテーマを試して、自分好みのWebサイトを作ってみましょう。
ワードプレスのおすすめのテーマについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:WordpPress(ワードプレス)テーマのおすすめ5選のご紹介!有料と無料の違いも解説
初期設定をおこなう
サイトのタイトルや説明やプラグインのインストールなどの初期設定を行います。それぞれの詳しい内容は後述します。
ワードプレスを使うために必要なもの・環境
ここでは、ワードプレスを使うために必要な環境を解説します。ワードプレスを使うためには、基本的にサーバーとドメインが必要です。
レンタルサーバー
サーバーとは、サイトを構成しているファイルを保管しているコンピューターです。サイトを家とした場合、サーバーはその家を建てるための土地といえます。
大量のアクセスに耐えるサーバーを構築・運用するためには、ハイスペックなコンピューターと大容量の回線が必要で、セキュリティやサーバー負荷を考慮した設計も必要になるため、基本的にはレンタルサーバーを利用します。
なお、一般的なレンタルサーバーの費用相場は約1,000〜2,000円です。格安サーバーは100円から利用できるサービスも多いですが、高速度・大容量なサーバーは10,000円以上かかる場合もあります。
レンタルサーバーやサーバーの意味や仕組みが知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:レンタルサーバーとは?仕組みやレンタルサーバーを選ぶ際のポイントを徹底解説
サイトアドレス・独自ドメイン
ドメインとは、サイトがどこにあるかを判別するための文字列です。URLの末尾に位置し「.com」や「.jp」などの形で表されます。インターネット上における住所と考えるとわかりやすいでしょう。
また、ドメインよりもサイトの詳しい所在地を示す「サイトアドレス」も必要です。サイトを運営する際には、わかりやすいサイトアドレスを確保するために、好みの文字列を選択できる「独自ドメイン」を取得することが一般的です。
ドメインについて、より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:ドメインとは?ビジネスにおける独自ドメインの重要性を徹底解説
サーバーなしでも使える?
基本的にワードプレスはサーバーにインストールする必要がありますが、サーバーなしでも利用は可能です。ワードプレスを利用してレンタルブログサービスである「WordPress.com」であれば、アカウントの作成だけでワードプレスを利用できます。
ただし、無料プランの場合は独自ドメインの利用やテーマ・プラグインのインストールは不可能です。WordPress.comの広告も表示されるほか、ストレージ容量は3GBまでしかないため、商用利用には向いていません。
本格的に利用するためには、有料プランの契約が必要になります。
レンタルサーバーごとのワードプレスのインストール方法
ここでは、「エックスサーバー」「ロリポップ」「カゴヤジャパン」「さくらインターネット」でのワードプレスのインストール方法を解説します。
ワードプレスの簡単なインストール方法やレンタルサーバーを選ぶ際のポイントが知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事
・WordPress(ワードプレス)を簡単にインストールする方法を解説します
・レンタルサーバーとは?仕組みやレンタルサーバーを選ぶ際のポイントを徹底解説
エックスサーバー
エックスサーバーでは手動でのワードプレスのインストールも可能ですが、ここでは「WordPress簡単インストール」を使った手順を解説します。
MySQLを作成する
ワードプレスを利用するためには、MySQL(データベース)の作成が必要です。サーバーパネルから「MySQL設定」をクリックし、「MySQL追加」をクリックしましょう。
次にデータベース名を入力し、文字コードを「UTF-8(utf8mb4)」に設定します。
MySQLを作成したら「MySQLユーザ追加」から、MySQLにアクセスするためのMySQLユーザーを追加しましょう。ユーザー名とパスワードを入力したら、「MySQL一覧」の「アクセス権未所有ユーザ」からMySQLユーザーを指定し、MySQLへのアクセス権を付与します。
インストール設定を行う
サーバーパネルから「WordPress簡単インストール」をクリックし、「WordPressインストール」をクリックします。インストールの設定画面が表示されたら、サイトURLやユーザー名やパスワードなどを設定しましょう。
なお、サブドメインにインストールする場合は、サーバーパネルの「サブドメイン設定」からサブドメインを設定し、「サイトURL」からサブドメインを選択する必要があります。
インストールする
確認画面に進み、「インストールする」をクリックしたらインストールは完了です。完了画面には、ワードプレスの管理画面へのログインや編集に必要な情報が表示されます。
ワードプレスにログインしたら、ダッシュボードのブログタイトル部分をクリックすることで、インストールしたサイトを確認できます。
ロリポップ
ロリポップでも「WordPress簡単インストール」を利用することで、初心者でもワードプレスをインストールできます。ただし、エコノミープランを利用している場合は「WordPress簡単インストール」を利用できません。
インストール設定を行う
管理画面に移動して、サイドバーの「サイト作成ツール」から「WordPress簡単インストール」を選びましょう。インストールの設定画面に移動したら、サイトURLやユーザー名やパスワードなどを設定します。なお、利用データベースを「新規自動作成」にした場合は、データベースの名前とパスワードがランダムな英数字で設定されます。
インストールする
入力した内容を確認し、間違いがなければ「インストール」をクリックします。
ワードプレスをインストールするURLに同じ名前のファイルがある場合は上書きされるため、そのURLに重要なファイルがある場合はバックアップを取りましょう。
インストールの完了画面が表示されたら、管理者ページのURLからログイン画面に移動し、設定したユーザー名とパスワードを入力してログインしましょう。ログイン後はダッシュボードのブログタイトル部分をクリックすることで、インストールしたサイトを確認できます。
カゴヤジャパン
カゴヤジャパンでは、コントロールパネルからワードプレスをインストールできます。
MySQLを作成する
コントロールパネルにある「データベース」の「MySQL」の「利用開始」をクリックすることで、データベースサーバーを利用できます。
利用料金の注意事項を確認したうえで「利用開始」をクリックしたら、コントロールパネルにある「データベース」の「MySQL」の「DB追加」をクリックしましょう。DB追加画面でデータベースの名前とパスワードを設定し、「データベース追加」をクリックしたら、データベースの追加は完了です。
なお、MySQLプランのデータベースはアクセスを許可したIPアドレスのみ接続できるため、事前にWebサーバーのIPアドレスのアクセスを許可する必要があります。
インストール設定を行う
コントロールパネルにある「Webサイト」の「WordPress」の「インストール」をクリックすることで、インストール画面が表示されます。共用サーバー・マネージド専用サーバーを利用している場合は、「Webサイト」にある「簡単インストール」の「WordPress」の「インストール」です。
インストール画面が表示されたら「ライセンス」と「注意事項」の内容を確認し、インストールするディレクトリを指定します。
インストールする
「インストール」をクリックすると、インストールが始まります。完了すると、アクセスや初期設定するためのURLやインストールしたディレクトリが表示されます。
さくらインターネット
さくらインターネットでは、クイックインストール機能を利用することでワードプレスをインストールできます。ただし、ライトプランの場合はクイックインストール機能を利用できません。
MySQLを作成する
サーバーコントロールパネルの「Webサイト/データ」からデータベースをクリックし、「新規追加」をクリックします。データベースの新規作成画面が表示されたら、データベースの名前やパスワードを設定しましょう。
インストール設定を行う
サーバーコントロールパネルの「WordPressインストール」をクリックし、インストールするURLを設定します。また、ワードプレスで利用するデータベースの情報やワードプレスのサイト情報なども入力しましょう。
なお、クイックインストールでは初期ドメイン(sakura.ne.jp)の直下にワードプレスをインストールできません。
インストールする
ライセンスと利用規約を確認し、「作成する」をクリックすることでインストールできます。
「インストール済みパッケージ一覧」にワードプレスが表示されていれば、インストールは完了です。
ワードプレスのテーマの選び方と人気のテーマ
ここでは、ワードプレスのテーマの選び方と人気のテーマを解説します。ワードプレスのおすすめのテーマの詳細については、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:WordpPress(ワードプレス)テーマのおすすめ5選のご紹介!有料と無料の違いも解説
テーマとは:Web制作の知識がなくてもサクッとデザインができる
ワードプレスにおけるテーマとは、サイトのデザインや構成を設定するために使われるテンプレートのことです。
WordPress.orgに登録されている無料のテーマは13,000種類以上(2025年2月時点)あり、さまざまなジャンルやテイストのテーマが存在しています。
通常、WebサイトのデザインをするにはHTMLやCSSなどプログラミングの知識が必要になりますが、ワードプレスのテーマを利用すれば、専門的なコーディングの知識がなくてもサイト全体のデザインを気軽に変更できます。また、デザインの変更だけでなく各種コンテンツのレイアウトやフォントの設定なども可能です。
無料テーマと有料テーマの違い
ワードプレスのテーマには、無料と有料のテーマがあります。両者の違いを、「価格」「品質」「サポート」に分けて解説します。
価格
有料テーマの利用には料金がかかります。購入方法は買い切り型が一般的ですが、中には月額制の有料テーマもあります。無料テーマは、お試しで利用したい人や予算が少ない人などにおすすめです。
品質
無料テーマは有料テーマに比べて機能が少ない傾向です。最小限の機能しか搭載されていないものが多いため、機能を拡張したい場合はプラグインを追加する必要があります。また、有料テーマの方が無料テーマよりもデザイン性が優れています。
サポート
無料テーマのサポートは不十分なものが多く、アップデートが途絶えるケースも少なくありません。一方、有料テーマはサポートが充実しており、定期的にアップデートもされている傾向です。
テーマを選ぶときのポイントは?
テーマを選ぶ際のポイントとして、以下が挙げられます。
サイトとの相性
テーマを選ぶうえで、サイトのイメージとテーマの相性は重要です。
例えば、企業のウェブサイトにカジュアルなブログ向けのテーマを使用すると、印象が不一致になります。金融系や医療系の企業であれば、厳格なイメージを表現できるテーマが適しているでしょう。
また、ファッション系や美容系の企業であれば、スタイリッシュでおしゃれなテーマが最適です。
デザイン性
サイトのデザインによって、訪問者のサイトへの印象は大きく変わります。ありきたりなテーマや古いテーマを使っていると、サイト全体の印象が薄れてしまうでしょう。
そのため、サイトの目的に合わせつつ、他サイトと差別化できるようなテーマを選ぶことをおすすめします。
ブログの場合は文字が読みやすいシンプルなデザインが多く、コンテンツを扱うサイトの場合は要素を整理できるデザインが最適です。
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとは、デバイスの画面に合わせてサイトのレイアウトやデザインを自動的に最適化する手法です。レスポンシブデザインに対応していないテーマの場合、画面サイズの大きさによってレイアウトやデザインが崩れる恐れがあります。
クオリティの高いWebサイトを制作するためにも、レスポンシブデザインに対応しているテーマを選択することが望ましいです。
カスタマイズ性
他サイトとの差別化や機能の追加・削除をするうえで、カスタマイズ性は重要です。カスタマイズ性が低いテーマの場合、カスタマイズにHTMLやCSSなどの専門知識が必要になる恐れがあります。運用効率を上げるためにも、設定の自由度が高いテーマを選びましょう。
価格
有料テーマの場合はテーマの品質やサイトとの相性を考慮し、価格が妥当かどうか判断します。買い切り型のテーマは10,000〜20,000円程度、月額制のテーマは月1,000円程度が相場です。
SEO対策向きのテーマは?
SEO対策とは、検索エンジンでサイトを上位表示させるための施策です。ここからは、SEO対策に効果的な人気のテーマを紹介します。
関連記事:【2024年度版】SEOとは?基礎知識と具体的な施策を詳しく解説
SWELL
SWELL(スウェル)は、株式会社LOOSが提供している有料テーマです。
シンプルでキレイなデザインが特徴で、カスタマイズ性も高いため、直感的にサイトを制作できます。プラグインが必要になるような機能も標準搭載されているうえに、表示速度も高速です。
最新のSEO対策にも対応しているため、SWELLを利用することで検索上位に表示させやすくなります。価格は税込17,600円で相場より若干割高ですが、買い切り型であるため、初期費用以外の費用は不要です。
JIN:R
JIN:R(ジン:アール)は、株式会社CROOVERが提供している有料テーマです。
「すべての人に直感的なデザインを」をキャッチコピーに掲げており、初心者でも簡単にデザイン性の高いサイトを制作できます。カスタマイザーという機能があり、これを使うことで実際のデザインを見ながらデザインの調整が可能です。さらに、表示速度の高速化やサイトの情報を検索エンジンに認識させるための構造化データマークアップなどのSEO対策も自動で行っています。
買い切り型で価格は税込19,800円と割高ですが、サポート費用は無料です。また、購入者にはアドバイスや講座を受けられるブログコミュニティへの永久参加券が与えられます。
AFFINGER6
AFFINGER6(アフィンガー6)は、株式会社オンスピードが提供している有料テーマで、「稼ぐ」ことに特化したWordPressテーマの最新版です。
収益化や集客を目的としたサイトのために設計されており、SEO対策とともにさまざまな分析機能が搭載されています。
具体的には、表示速度の高速化やレスポンシブデザインの対応、アクセス解析や効果測定などです。また、デザイン性も高く、ターゲットに合わせて自由にカスタマイズできます。
買い切り型で、価格は税込14,800円です。
STORK19
STORK19(ストーク19)は、hTDESIGN合同会社が販売している有料テーマです。
文章や画像をブロック単位で管理するブロックエディタに最適化されているため、初心者でも快適に使えます。サイト全体やブロックエディタの設定、SNSボタンの表示や広告用ショートコードの登録もできるカスタマイズ性の高さが特徴です。
レスポンシブデザインにも対応しており、PC・スマホの両方に最適化されています。買い切り型で、価格は税込11,000円です。
SANGO
SANGO(サンゴ)は、Webメディアであるサルワカの運営者が開発した有料テーマです。柔らかい雰囲気の色調で、洗練されたキレイなデザインを持っています。
自分好みのデザインやレイアウトにカスタマイズできる「テーマカスタマイザー」という機能も特徴です。これを利用することで、SNSのフォローを促すフォローボックスの設置や関連記事やおすすめ記事の表示ができます。
さらに、SEO対策に強く、基本的な内部施策やレスポンシブデザインにも対応しており、表示速度も高速です。
購入方法は2つあります。1つは「BOOTH」から、そしてもう1つは「ConoHa WING」からです。価格は、BOOTHが税込14,800円、ConoHa WINGが税込14,800円(通常契約)と税込14,000円(WINGパック)になります。
THE THOR
THE THOR(ザ・トール)は、株式会社フィットが提供している有料テーマです。SEO対策に優れており、検索エンジンが見つけやすいように内部構造が簡略化されています。
また、集客・収益支援システムが搭載されており、これを利用することで広告タグの管理やランキングの作成が可能です。
高速表示にも最適化しているほか、担当者によるインストールのサポートや会員フォーラムなどアフターフォローも充実しています。
買い切り型で価格は税込16,280円です。
Cocoon
Cocoon(コクーン)は、わいひら氏が開発・運営している無料テーマです。
白を基調としたシンプルなデザインで、初心者でも見やすいサイトを制作できます。収益化するための機能も豊富で、クリック報酬型広告のGoogleアドセンスの設置やAmazonや楽天のリンクボタンの追加も簡単です。
内部SEO対策も充実しており、表示速度の高速化やレスポンシブデザインへの対応もしています。
Lightning
Lightning(ライトニング)は、株式会社ベクトルが提供している無料テーマです。
ワードプレスの審査を通過した公式のテーマであるため、ワードプレスの管理画面から簡単にインストールできます。操作も簡単で無駄な機能が少ないため、初心者でも利用できるでしょう。
また、ブロックエディタに対応しているため、感覚的にサイトを制作できます。拡張性も高く公式からも多くのプラグインが提供されているため、カスタマイズも簡単です。
Arkhe
Arkhe(アルケー)は、株式会社LOOSが提供している無料テーマです。
「ミニマム」「シンプル」「ちょうどいい」をコンセプトにしており、シンプルなデザインとなっているため、無駄な装飾がありません。専用のパターンライブラリを利用すれば、コピーして貼り付けるだけでリッチな表現ができます。ただし、カスタマイズが前提となっているため、HTMLやCSSの知識がないと難しいかもしれません。
有料プラグインを使用しない場合、機能に制限が多い点も考慮すべきポイントです。
ワードプレスのプラグイン(拡張機能)とは?おすすめのプラグイン8選
ワードプレスのプラグインについて解説します。プラグインの導入方法やおすすめのプラグインについては、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:WordPress(ワードプレス)で作ったサイトに最初に入れておきたいおすすめプラグインのご紹介
プラグインの役割・メリット
ワードプレスにおけるプラグインとは、ワードプレスの機能を拡張するための追加プログラムです。
ワードプレスの標準機能だけでもサイトを制作できますが、プラグインを導入することでさまざまな機能を利用できるようになります。
特に、SEOやセキュリティに関する機能はプラグインがあるかどうかでできる範囲が大きく変わるため、導入すべきでしょう。ただし、プラグインを入れすぎるとサイトが重くなり不安定になるほか、テーマや他のプラグインと競合する恐れがあります。そのため、プラグインを導入する際は必要な機能を取捨選択することが重要です。
おすすめプラグイン1:問い合わせフォーム「Contact Form 7」
Contact Form 7は、問い合わせフォームを作成する無料プラグインです。これを利用すれば、HTMLの知識がない方でも問い合わせフォームを設置できます。
ボット対策に必要な認証ボタンの設置や問い合わせへの自動返信なども可能です。問い合わせフォームの有無はGoogleアドセンスや広告サービスの審査の通りやすさに影響するため、サイトで集客や収益化を行う方は導入をおすすめします。
おすすめプラグイン2:セキュリティ対策「XO Security」
XO Securityは、ワードプレスのセキュリティを強化する無料プラグインです。これを導入することで、ログインの試行回数の制限やログインページのURLの変更ができます。
また、ログイン時に2つの要素を使って認証する2要素認証やボット対策にも対応しているため、不正ログインを未然に防げるでしょう。企業・個人を問わずサイトを運営する方は導入することをおすすめします。
おすすめプラグイン3:画像軽量化「WWW Image Optimizer」
WWW Image Optimizerは、ワードプレスにアップロードした画像を圧縮するプラグインです。
Webサイトの表示速度は、掲載されている画像の容量に大きく影響されます。WWW Image Optimizerを導入することで、ワードプレスにアップロードする画像を自動で軽量化してくれるほか、画像フォーマットの変換も可能です。
また、画像に含まれる撮影日時や位置情報などのExif情報の削除機能もあるため、プライバシーの保護にも役立ちます。無料でも利用できますが、月額プランに入ることで追加のサポートを受けられます。
おすすめプラグイン4:文字化け防止「WP Multibyte Patch」
WP Multibyte Patchは、日本語の文字化けを防止する無料プラグインです。
ワードプレスは元々英語用に作られているため、日本語を入力すると文字化けしたり、文字数のカウントがおかしくなったりする恐れがあります。WP Multibyte Patchを導入することで、文字化けの防止や文字数カウントの修正が可能です。
また、検索する際の区切りに使われるスペースが半角だけでなく全角も使えるようになるほか、日本語を含むファイル名を1バイト文字に変換してくれます。日本語でワードプレスを使う方には必須のプラグインです。
おすすめプラグイン5:Google連携「Site Kit by Google」
Googleが提供しているSite Kit by Googleは、Google公式ツールの設置に役立つ無料プラグインです。
本来、Google公式ツールと連携するためにはコードを埋め込む必要がありますが、これを導入することで初心者でも簡単に連携できるようになります。特に、アクセスを解析できるGoogleアナリティクスや検索結果を取得できるGoogleサーチコンソール、Googleアドセンスはサイトの運営に欠かせません。収益の確認や効果測定を行いたい方は、導入をおすすめします。
おすすめプラグイン6:スパム対策「reCaptcha by BestWebSoft」
reCaptcha by BestWebSoftは、スパム対策に役立つ無料プラグインです。
これを導入することで、ボットと人間を区別できるreCAPTCHAの設置やスパムコメントの防御ができます。また、商用利用が可能なため、アフィリエイトサイトやコーポレートサイトを運営している方でも安心です。サイトでコメント機能や問い合わせフォームを利用する方は導入しておきましょう。
関連記事:reCAPTCHAとは?何ができるのか仕組みを紹介
おすすめプラグイン7:自動バックアップ「BackWPup」
BackWPupは、ワードプレスのデータを自動でバックアップ(データの紛失や損失・破損などに備えてデータをコピー)してくれるプラグインです。
HTMLや画像などのファイルだけでなく、データベースのバックアップにも対応しています。スケジュール登録機能もあり、これを設定することでバックアップの自動作成が可能です。
なお、BackWPupは無料でも利用できますが、有料版ではそのほかの機能も利用可能で、復旧も管理画面から簡単にできるようになります。
おすすめプラグイン8:リンク切れ対策「Broken Link Checker」
Broken Link Checkerは、サイト内のリンク切れを自動で検出するプラグインです。
リンク切れを放置するとサイトの利便性が低下し、ユーザーが離脱しやすくなり、検索順位が下がる恐れがあります。このプラグインを導入することで、ダッシュボードやメールでリンク切れの検出を通知してくれるため、リンク切れに迅速に対応できるようになるでしょう。
さらに、プラグイン内ではリンクの編集や削除もできるため、初心者でも簡単に管理できます。
ワードプレスの初期設定
サイトを適切に運用するためには、初期設定が不可欠です。ここでは、コーポレートサイトで最初に設定しておきたい項目を解説します。
サイトのタイトルとキャッチフレーズ
サイドバーの「設定」の「一般」から、サイトのタイトルとキャッチフレーズを設定しましょう。
サイトのタイトルはユーザーがそのサイトを閲覧するかどうか決める重要な要素です。さらに、検索エンジンが検索結果の表示順位を決める際の判断基準にもなっています。社名やサービス名などの屋号を入れて、何のサイトか端的に表現しましょう。キャッチフレーズには、そのサイトの簡単な説明を入力します。
サイトアドレスとワードプレスアドレス
サイドバーの「設定」の「一般」から、サイトアドレスやワードプレスアドレスを「http」から「https」に変更しましょう。これにより、レンタルサーバー側で設定したSSLがサイトに反映されます。また、ユーザーが「http」にアクセスした場合に「https」に転送する常時SSL化も併せて設定しましょう。
関連記事:httpとhttpsの違いとは?リダイレクトやセキュリティも解説
トップページ
サイドバーの「設定」の「表示設定」から、トップページの状態を設定しましょう。初期設定の場合、トップページには最新の投稿が表示されます。
コーポレートサイトやサービスサイトの場合はトップページ用の固定ページを制作して、そのページを固定ページに設定しましょう。
コメント機能
サイドバーの「設定」の「ディスカッション」から、コメント機能を設定します。
コーポレートサイトの場合、コメント機能は誹謗中傷やスパムコメントが書き込まれる原因となるため、無効化しておくことをおすすめします。
「デフォルトの投稿設定」にある「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外すことで、コメント機能は無効化できます。
パーマリンク
サイドバーの「設定」の「パーマリンク」から、パーマリンクの構造を設定しましょう。
パーマリンクとは、Webサイトのそれぞれのページに割り振られる固有のURLです。パーマリンクの構造の設定では、「https://example.com/xxxxx/」の「xxxxx」部分をどう記述するか設定します。
設定は「投稿名」がおすすめです。これを選ぶことで、記事を追加する際に任意のURLを設定できるようになります。ただし、パーマリンクの設定を変更すると、すでに公開されている記事のURLも変更されるため、注意が必要です。
プライバシーポリシー
サイドバーの「設定」の「プライバシー」から、プライバシーポリシーページを作り、関連付けましょう。デフォルトでは、すでにプライバシーポリシーページが作成されており、関連付けも完了しています。プライバシーポリシーページを新規作成する場合は、「生成」ボタンから作成し、作成したページを選んで「このページを使う」をクリックして関連付けましょう。
ブログの表示名
サイドバーの「ユーザー」の「プロフィール」から、ブログの表示名を変更しましょう。
デフォルトでは、ログイン時に使用するユーザー名が設定されているため、そのままサイトを公開するとセキュリティリスクが生じます。
「ニックネーム」に名前を入力して、「ブログ上の表示名」から名前を選ぶことで、ブログの表示名を変更できます。
不要なページやウィジェットやプラグインの削除
デフォルトでは「Hello world!」というサンプルページがありますが、このページは不要のため、削除しておくことをおすすめします。サイドバーの「投稿」の「投稿一覧」からページを選択し、「ゴミ箱へ移動」をクリックすることで削除が可能です。
固定ページ一覧にも「サンプルページ」があるため、サイドバーの「固定ページ」の「固定ページ一覧」から削除しておきましょう。
また、デフォルトでは「メタ情報」というウィジェットが表示されますが、この中には「ログイン」メニューが含まれているため、こちらも削除しておくことが望ましいです。サイドバーの「外観」の「ウィジェット」から「メタ情報」を選択し、「削除」をクリックすることで削除が可能です。
さらに、デフォルトでは「Akismet Anti-Spam」と「Hello Dolly」の2つのプラグインがインストールされています。いずれもコーポレートサイトでは使うことが少ないため、削除する場合はサイドバーの「プラグイン」から削除します。
カテゴリー
サイドバーの「投稿」の「カテゴリー」から、記事のカテゴリーを作成しておきましょう。
カテゴリーを作成しておくことで、記事を管理しやすくなり、ユーザーも目的の記事を探しやすくなります。新規カテゴリーを追加する際は、「名前」と「スラッグ」が必要です。
スラッグとは、URLの一部を構成する文字列で、半角英数字とハイフンのみ使えます。スラッグを設定する際は、カテゴリー名を表現した英単語を設定するのがおすすめです。
「導入事例」であれば「case」、「集客」であれば「marketing」のように設定することで、URLを見ただけで何のカテゴリーかわかります。
なお、デフォルトでは「未分類」が作成されているため、削除または非表示にするか、編集で名前とスラッグを変更することをおすすめします。
ワードプレスのカスタマイズ方法
ワードプレスのカスタマイズ方法を解説します。
カスタマイズできる簡単な仕様変更
テーマカスタマイザーを利用することで、初心者でも簡単に仕様を変更できます。テーマカスタマイザーとは、テーマのレイアウトや表示などを設定できる機能です。
管理画面のサイドバーの「外観」から「カスタマイズ」を選択することで、テーマカスタマイザーの画面を開けます。利用中のテーマによって異なりますが、タイトルの色やレイアウトの変更、サイトのロゴやウィジェットなどの設定が可能です。
また、サイドバーの「変更」をクリックすることで、テーマの一覧が表示され、好きなテーマに変更できます。
上級者編:HTML・CSS・PHP
ワードプレスの管理画面から「投稿」→「新規追加」でビジュアルエディタを開き、コードエディタに切り替えることで、HTMLを編集できます。また、ブロックエディタの「+」ボタンから「カスタムHTML」を選ぶことでも可能です。
HTMLはWebページを作成するための言語です。文章や画像などの要素を配置し、Webページの土台を作ることができます。また、管理画面で「外観」→「テーマエディタ」をクリックし、右側の「スタイルシート」を選択することで、CSSを直接編集できます。
CSSはHTMLで作られた要素にデザインや装飾するための言語です。文字の色や大きさ、背景、レイアウトなどを細かく設定できます。HTMLよりも高度な変更が可能です。文字を囲むボックスデザインや吹き出しの設置もできるため、デザインの自由度が上がります。
ただし、元のテーマのCSSを直接編集すると、テーマのアップデート時に変更内容が消えてしまう可能性があります。そのため、子テーマを作成し、子テーマのCSSを編集するのが推奨されます。
さらに、管理画面の「外観」→「テーマエディタ」で「テーマのための関数(PHP)」を選択することで、PHPを編集できます。
PHPは、Webサイトの動作や処理を制御するための言語です。 Webサイトの機能を追加したり、動的なコンテンツを表示させたりすることができます。例えば、データベースと連携して情報を表示したり、ユーザーからの入力を処理したりできます。
HTML、CSS、PHPを組み合わせることで、より高度なWebサイトを作成できます。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ学習していくことで、自分の理想とするWebサイトを作れるようになります。
関連記事
・HTMLとは?初心者向けにCSSとの違いやタグの基本を解説します
・CSSとは?基本や書き方を初心者にもわかりやすく解説
ワードプレスのスマホ対応
Googleはモバイルファーストインデックス(MFI)を採用しているため、スマホに対応していないサイトは検索上位に表示されにくい傾向があります。そのため、サイトを制作するうえでスマホ対応は必須です。レスポンシブデザインへの対応はもちろん、モバイルフレンドリーテストも行いましょう。
モバイルフレンドリーとは、文字の大きさやボタンの押しやすさなど、モバイル端末で閲覧しても見やすくて使いやすい状態のことです。WebブラウザのGoogle Chromeのデベロッパーツールで提供されている、Lighthouseを利用することでモバイルフレンドリーテストを行えます。
関連リンク:Lighthouse の概要 | Chrome for Developers
関連記事
・Webデザインとは何か!Webデザイナーとしての仕事もあわせて解説します!
・レスポンシブの意味とは。Webデザイン上で気を付けること
ワードプレスのセキュリティ対策:Webサイトを安全に保つのが重要
ワードプレスは世界中で多くの人に愛用されているため、残念ながらハッカーの標的にされやすいという一面があります。しかし、適切な対策を講じれば、サイトをしっかりと守ることができるので、過度な心配は不要です。
セキュリティ対策を怠ると、Webサイトを改ざんされ、悪意のあるコードを挿入されるなどのリスクがありますが、これは適切な予防策で防ぐことができます。また、情報漏えいによりユーザーの個人情報や機密情報が公開された場合、法的責任を問われる恐れもありますので、パスワードやユーザー権限の適切な設定・管理が必要です。
いくつかの対策を組み合わせることで、強固な防御壁を築けます。例えば、以下のような対策が効果的です。
セキュリティ対策プラグインの導入
専門家が開発した便利なプラグインツールを使えば、簡単にセキュリティ強化ができます。おすすめのプラグインの項目で紹介した「XO Security」などを利用してみましょう。
ワードプレス本体やプラグイン、テーマの定期的なアップデート
常に最新の状態に保つことで、セキュリティホールを塞ぐことができます。
定期的なバックアップ
万が一の事態に備えて、ウェブサイトのデータを安全な場所に保管しておきましょう。
これらの対策をしっかりと行えば、Webサイトは安全に保たれます。安心・安全なサイト運営を実現しましょう。
ワードプレスの日々の運用・管理方法
ワードプレスを運用する上で、定期的な更新作業は欠かせません。
具体的には、新しいコンテンツの作成や過去記事のリライト、リンク切れの修正などです。また、アクセス数や新規訪問者とリピーターの割合などのアクセス解析も行います。
例えば、ユーザーの属性を解析することで、ターゲット層と実際のユーザー層にズレが生じていないか把握できます。PV数や直帰率を解析すればどのページが人気なのか、どのコンテンツを見直すべきかわかるでしょう。これにより、ユーザーのニーズを把握でき、より魅力的なコンテンツを提供できるようになります。
さらに、ワードプレス本体やテーマやプラグインのアップデートも重要です。機能の追加やバグの修正が反映されるほか、ワードプレスの脆弱性をいち早く解消できるため、サイバー攻撃も防止できます。ただし、ワードプレス本体のみをアップデートするとテーマやプラグインが正常に動作しなくなる恐れがあります。
そのため、アップデートはテーマやプラグインも併せて行うのが基本です。アクセス解析の重要性や確認すべき項目が気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:SEO対策でPDCAサイクルを加速するために大切なアクセス解析とは?
ワードプレスで収益化する方法
ワードプレスを活用した収益化の方法として、主に以下の3つの方法が挙げられます。
広告掲載
Google AdSenseなどの広告プラットフォームを利用し、サイトに広告を掲載することで収益を得る手法です。広告のクリック数や表示回数に応じて収益が発生します。
アフィリエイト
サイト上で企業の商品やサービスを紹介し、成果に応じて報酬を得る成果報酬型広告がアフィリエイトです。成果の定義は、商品の購入、サービスの申し込みなど、広告主によって異なります。
自社商品・サービスのプロモーション
企業が自社のサイトを通じて商品やサービスの情報を発信し、直接的な販売促進につなげる手法です。レビュー記事や最新情報の発信、インフルエンサーマーケティングなど、多様な手法が存在します。
各手法にはそれぞれ特性があり、サイトの目的やターゲット層に応じて適切な手法を選択することが重要です。
関連記事
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・アフィリエイトとは?仕組みと始め方や収益化のポイント
まとめ
ワードプレスは、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応できる柔軟で強力なウェブサイト作成ツールです。本記事では、ワードプレスのインストール方法やサーバーなどの仕組み、おすすめのテーマやプラグインなど、基本的な使い方を中心に解説しました。
この記事で紹介したステップを踏むことで、誰でも簡単にオリジナルのWebサイトを立ち上げることができるでしょう。
ワードプレスは、自身のアイデアを形にし、世界に発信する強力なツールです。ぜひ本記事を参考にして、ワードプレスでのWebサイト作成に挑戦してみてください。