マーケティングに活用するホワイトペーパーのなかで「入門ガイド」は、はじめてサービス・ソリューションを知るユーザーが触れる資料の1つとなります。
今回は、入門ガイドについてその目的とメリットについて見ていきましょう。
こちらもあわせてご覧ください。
HRマーケティング初心者でもわかる、導入事例のメリットと作り方
HRマーケティング初心者でもわかる、チェックシートの目的と作り方
◎入門ガイドの目的
入門ガイドは特定の専門用語や実際の活用方法など、自社のサービス・ソリューションを理解するために作られるホワイトペーパーです。
はじめて知るユーザーに自社のサービス・ソリューションの理解を得ることは、マーケティングのファーストステップである『認知』をクリアすることになります。
いわば入門ガイドは、マーケティングファネルの入口になる最上部に位置するリードのためのホワイトペーパーになります。
関連記事:リードとは?マーケティングにおける意味やリード獲得の具体的なプロセス・施策を解説
◎入門ガイドのメリットと有効性
入門ガイドはさまざまなメリットがあります。まずリード(見込み客)を認知から興味関心へ、マーケティングファネルのさらに下部へ深く移行させる役割があります。
またユーザーみずから自社サービス・ソリューションの理解を進めてくれるので、商談時に担当営業が1から10まですべてを説明する必要がなく、かつ、ユーザーが理解できなかった部分を補足すればよいので、結果的に営業工数が削減できます。
入門ガイドは他のホワイトペーパーとの相性も良く、1つのホワイトペーパーでの効果を高めることができます。
たとえば入門ガイドにチェックシートを加えたら、サービス・ソリューションの理解促進とともに自社課題の認識を同時に行えます。
また導入事例との組み合わせでは、仮に自社で活用した際の具体的な効果やメリットをユーザーにイメージさせることができ、より深く理解を得ることができます。
◎入門ガイドの作り方
入門ガイドの作り方としては、スタンダートな構成は以下の通りとなります。
またユーザーに対して投げかけを行い、興味喚起を促しながら展開していく方法もあります。
◎入門ガイドはマーケティングの入口
入門ガイドはマーケティングファネルの最上部であるスタート地点にあるため、コンテンツの難易度としては初歩レベルにおくことが大切です。
理解を進めてもらおうとして、あれもこれもと加えてしまうと、ユーザーはお腹いっぱいとなってしまい読み切れないこともあります。
百科事典ではなく、あくまで入門書の位置づけで適正なボリュームと難易度で作成することがオススメです。
ユーザーの理解が進み、興味関心・比較検討のフェーズになった際に、さらに難易度を上げたコンテンツを提供するようにして適度なボリュームになるように注意しましょう。
まとめ
◆入門ガイドは特定の専門用語や実際の活用方法など、自社のサービス・ソリューションを理解するために作られるホワイトペーパー
◆リード(見込み客)を認知から興味関心へ、マーケティングファネルのさらに下部へ深く移行させる役割をもつ
◆入門書の位置づけで適正なボリュームと難易度で作成することがおススメ