Googleがウェブサイトを評価する基準としては3つの柱「E-T-A」があります。
Expertise(専門性)Authoritativeness(権威性)Trustworthiness(信頼性)という単語と頭文字をつなげたものですが、これらは今までのアルゴリズム変更においても変わらない基本的なGoogleの評価基準です。
ここではそれらが実際どのようなことを指すのか見ていくことにしましょう
通常は私たちSEOの担当者にはわかるようでわからない「Googleの評価基準」は、「検索品質評価ガイドライン」にこれらの評価基準の概要が記されています。
この中で「E-A-T」という記述があります。
「E-A-T」とは?
1. Expertise(専門性)
2. Authoritativeness(権威性)
3. Trustworthiness(信頼性)
の頭文字を取ったものです。
ではそれぞれどのようなことなのか見ていくことにしましょう。
1 専門性
ある事柄に詳しいサイトは「専門性」があると言えます。
専門性があることはユーザーの疑問などに適切なコンテンツを提供することが出来ます。
たとえば膨大な料理のレシピを掲載したり、生物に関して詳しく解説したり、薬や医療に関してのサイトかもしれません。
これら専門性のあるサイトはクオリティの高いコンテンツを提供する為、滞在時間向上や離脱率低下、サイト内の巡回率などを向上させます。
Googleは「Google が掲げる 10 の事実」の中でも述べていますが、「1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」という考えを持っており、ユーザーが求めている専門性の高く質の高いコンテンツはGoogleが高く評価するサイトであると言えるでしょう。
2. 権威性
これは政府機関や研究機関、また芸能人や企業やメーカーの公式ページなどから発信されるコンテンツは権威性があると言えます。
3. 信頼性
権威のある機関や企業が配信するコンテンツは、ある事柄に対して専門的なコンテンツでもあり、それにともない情報の信頼性も高くなると言えるでしょう。
E-T-Aは一般のウェブマスターには難しいのでは?
たしかに上記の情報を見るに、一般のウェブマスターが情報配信してもGoogleの要件を満たしていないように見えます。
ただこれらの根底には「1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」においての「ユーザーにとってメリットのあるサイトか?」を保証するための事柄であることにすぎません。
専門性が高く、信頼性を担保するために適切な引用やエビデンスを示し、ユーザーのニーズを満たすコンテンツ、尚かつユーザービリティも良くスマホでもサクサク見られるコンテンツ。
これらを満たしていれば、完璧なE-T-Aを満たしたサイトほどではないかもしれませんが確実に検索順位を上げていくことになるでしょう。
まとめ
Googleは一貫してユーザーにとって有益なコンテンツを提供するサイトを検索順位の上位にあがるようにアルゴリズム変更を行ってきました。
信頼性を担保するために被リンク数なども重要視された時期もあったかと思いますが、よりユーザー目線でコンテンツを評価するようこれからもさまざまなアルゴリズム変更が行われるかと思います。
目先だけのSEO手法ではなくユーザーのニーズは何か?
コンテンツの質は問題ないか?主観や噂など不確かな情報を掲載していないか?
などユーザー目線でコンテンツが制作されていれば、自然とGoogleからよい評価を受けることができます。