SEO対策で大切な「タイトル」と「ディスクリプション」。
実は最近検索順位を上げることよりも検索結果でクリックされることが大事だということがわかってきました。
以前はSEOで成功するには検索結果の上位に入らなければならないとダメと言われてきましたが、実は検索結果の1位であっても20%程度のCTR(クリック率)しかないことがわかってきました。
ここではよりクリックされるための「タイトル」と「ディスクリプション」の設定について確認してみましょう。
タイトルのつけ方
titleタグはSEO上大切な要素で、ここに適切なキーワードを設定するのはもはや常識です。
ただあまりにもメジャーなSEO対策であるが故によく見る事例として「タイトルにキーワードを羅列しすぎている」サイトを多くみかけます。
はたしてこのようなタイトルがSEOとして成功するのでしょうか?
実は衝撃的な事実ですがあるSEO関連のデータでは、特定のキーワードで検索結果1位になっても、クリック率が20%程度という衝撃の結果になったというレポートもあります。
これから考えるとタイトルは「ある程度のキーワードを含みつつ、かつユーザーの興味をそそるもの」にしなければなりません。
わかりやすい例えでタイトルは「本棚の本の背表紙」を想像していただけるとわかりやすいと思います。
私たちは本棚にある本の背表紙に書いてある短い文章を見て、「これは読んでみたい」「これは読まなくてもよい」と瞬時に判断をしています。
検索結果上のタイトルと本の背表紙のタイトル、いずれも本の内容を表すキーワードを含めつつ本手に取るなどと、クリックしたくなるような興味を引く内容でなければなりません。
またGoogleでのタイトルの表示は30文字前後ですが、スマホの場合折り返しを考えると1行あたり20~25文字程度を目安にするとよいでしょう。
またタイトルに含まれるキーワードに迷ったら、検索結果の最下段に表示される良く検索に使われるキーワードの組み合わせなどを参考にしながら、良く検索されるキーワードを含めてタイトル文を設定してみましょう。
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ディスクリプションの書き方
先のタイトルのところでも述べましたが、検索結果でクリックされる為には検索結果上で表示されている情報が、ユーザーにとって魅力的でなければなりません。
先にページタイトルを本の背表紙に例えましたが、ディスクリプションは本の「帯」と考えるとわかりやすいと思います。
本の背表紙は限られた文字数で内容を要約しますので、もっと本を読みたくなるような追加の情報を提供しなければなりません。
本ではこの役割を帯が担っていますが、検索結果ではディスクリプション部分がその役割を担っています。
ではディスクリプションはどのように設定すればいいのでしょうか?
Googleでの検索結果でディスクリプションは「スニペット」と呼ばれおり、表示されるのは
・head要素内にあるmeta要素の discriotion属性から生成
・meta要素の discriotion属性が設定されない場合は、およそ160文字程度でページの本文から
Googleが自動的に語句を拾って生成。
の2つになります。
ではウェブサイト構築で多くの方がWordPressをお使いだと思いますのでWordPressでの設定についてみていきましょう。
☆WordPressにはデフォルトではディスクリプションを設定する入力欄はない
もしWordPressでサイトもしくはブログを構築している場合、残念ながらデフォルトではmeta要素の discriotion属性を設定する入力欄はありません。
前述の通りGoogleなどの検索エンジンは「ページの本文から」勝手にディスクリプションを生成してしまうのです。
ではWordPressでディスクリプションを設定する方法無いのでしょうか?
実はSEO系のプラグインをインストールすることで、ディスクリプションを設定することが出来るようになります。
よく使用されるSEO系のプラグインとしては「All in One SEO Pack」などが有名です。
【まとめ】
タイトルやディスクリプションは単にキーワードを埋め込む場所ではなく本の背表紙や帯にあたります。
実際の書店でも要約された情報から一瞬で読みたい本をユーザーが選ぶように、検索結果でも同じことが行われています。
タイトルやディスクリプションは、単に検索エンジンの順位を上げる為にキーワードを埋め込む場所となっていました。
しかし検索エンジンのアルゴリズムが、今後益々人間の関心や趣向に近い検索結果を返すようになると、キーワードを羅列しただけのタイトルを持ったページは、どんどん検索結果から排除されるようになるのはそう遠い未来ではないでしょう。
コンテンツSEOが重要視される今、タイトルやディスクリプションも、よりユーザーに対してわかりやすく魅力的なものになるようにしていかなければなりません。