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Web広告とは何か?代表的なWeb広告の仕組みと特徴を解説!

2022.11.16
読了まで約 5

インターネット上で集客を行う場合、最も早く効果を見込めるのがWeb広告です。しかし、Web広告は種類が非常に多いうえに広告の運用予算も必要となるため、漠然とした不安を感じる人も多いかもしれません。

そこで本記事では、Web広告の概要を解説するとともに、Web広告の種類や特徴を紹介します。また、Web広告の効果を高めるためのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Web広告とは?

はじめに、Web広告の概要を解説します。Web広告とは、言葉のとおりWeb上で配信(出稿)できる広告のことです。代表的な例として、GoogleやYahoo!の検索面に配信する検索広告、SNSのタイムラインなどに出稿するSNS広告、YouTubeなどの動画媒体に出稿する動画広告などが挙げられます。

Web広告は、基本的に1日もしくは1ヶ月単位で上限予算を設定するため、想定予算をオーバーすることはありません。同時に、一度配信した広告を停止したい場合は管理画面からすぐにストップできるので、配信の柔軟性が高いです。

オフラインでの広告と比較して費用対効果も高い傾向にあるため、集客力の高い広告を検討している人はWeb広告がおすすめです。

関連記事:Web広告の予算の決め方と最適な配分方法

Web広告が人気の理由

昨今、Web広告で集客を考えているほぼすべての企業が利用していると言えるほど人気です。Web広告が人気の理由は、下記2つが挙げられます。

・ 細かなターゲティングが可能
・ 予算管理の面で安心できる

それぞれ順番に見ていきましょう。

細かなターゲティングが可能

Web広告は、非常に細かなターゲティングが可能です。検索広告では、コンバージョン(成約)したユーザーのデータが集まるほど、システムの学習が進み広告配信もブラッシュアップされていきます。また、Facebook広告などは詳細なユーザーデータを保有しているため、属性を絞った運用が可能です。

オフラインの場合、基本的に「特定の駅付近」や「店舗付近」という大まかなターゲティングしかできないため、ターゲティングが優秀なのはWeb広告特有の利点と言えるでしょう。

予算管理の面で安心できる

先ほども少し触れたとおり、Web広告は予算管理の面で安心できます。たとえば、1日あたり5万円、月間で15万円という予算を設定すれば、上限額以上に予算が消化されることはありません。

また、広告を運用するなかで不都合が生じて配信を停止したい場合でも当日中に配信を停止できます。そのため、予算の少ない個人や法人でも安心して広告を配信できます。

関連記事:リスティング広告の基礎知識を解説。メリットや特徴とは?

代表的なWeb広告の種類と特徴

ここまで、Web広告の概要や人気の理由を解説しました。ここからは、代表的なWeb広告の種類と特徴を紹介します。

・ リスティング広告
・ ディスプレイ広告
・ アドネットワーク広告
・ アフィリエイト広告
・ リターゲティング広告
・ ネイティブ広告
・ タイアップ広告
・ 記事広告
・ リワード広告
・ SNS広告
・ 動画広告

それぞれ順番に見ていきましょう。

リスティング広告

まず、王道のインターネット広告がリスティング広告です。Google、Yahoo!の検索面に出せるのがリスティング広告であり、1クリックあたりの課金方式が採用されています。加えて、ユーザーが検索したキーワードに対して広告が出稿されます。

たとえば「YouTube 広告」というキーワードで検索され、1クリックあたりの課金単価が500円だとします。月間で1万回クリックされた場合、月間でかかる予算は500万円です。上限予算を設定できるので、月間の予算が10万円の場合、上記のケースでは200クリックまで広告を配信できます。
(※課金単価については、キーワードの検索ボリューム・時期・広告主の数によって入札金額が増減します。)

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、特定のWebサイトやアプリに掲載される広告です。テキスト、バナー、動画などを表示できます。ディスプレイ広告は検索したユーザーに表示されるわけではないため、潜在層を獲得することに向いています。

また、エリアや年齢、性別などで細かくターゲティングできるため、ターゲットを絞りつつ潜在層を獲得したい場合におすすめです。
課金方式は様々あり、1クリック(CPC)、1インプレッション(CPM)等で課金設定をすることができます。

アドネットワーク広告

アドネットワーク広告は、ディスプレイ広告の種類の1つです。ディスプレイ広告が特定のWebサイトやアプリに配信するのに対して、アドネットワーク広告は、複数のWebサイトにまとめて配信できます。

ただし、まとめて配信する分、特定のWebサイトに配信したいという細かな指定をすることはできません。複数のWebサイトに配信しても、採算が取れるだけの予算がある企業におすすめです。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と連携する広告です。ASPにはさまざまなアフィリエイターが登録しており、自社のサービスや商品をASPと連携することで、アフィリエイターに広告出稿してもらうことができます。

ASPに対して支払う初期費用と月額費用、商品が売れた場合に支払う成果報酬の合計3つの費用が必要です。この点、たしかに費用はかかってしまいますが、自動的に売れる仕組みを作れるため、自社のリソースをあまり割けない場合に向いています。

リターゲティング広告

リターゲティング広告は、特定の行動をしたユーザーに対してのみ配信できる広告です。LINEのトーク画面上部やWebサイト、アプリなどさまざまな面に配信できます。

たとえば、自社が脱毛サロンを経営しているとします。この場合、脱毛関連のキーワードを検索したユーザーに対してのみ、バナーやテキストなどでリターゲティングして広告を配信できます。

ネイティブ広告

ネイティブ広告は、記事や投稿をWeb広告のようには見えない形で配信する広告です。「ネイティブアド」と呼ばれることもあります。
特徴としては、一般のユーザーが画面上で見た場合、一見広告には見えないという点があります。このため、クリック率が高い傾向にあります。ただし、一般記事に溶け込むように配信する必要があるため、デザインやタイトル付けのクリエイティブセンスが必要です。

タイアップ広告

タイアップ広告は、Webメディアと連携して打ち出す広告です。一般記事を介して自社サービスをPRします。自社サービスと関連性の高いWebメディアと連携することで高い効果を生み出せます。

記事広告

記事広告は、タイアップ広告の1つです。現在ではインタビュー記事の形でPRする形式が主流となっています。ユーザーからみた場合「〇〇のメディアにインタビューされているなら信頼できる」という形で、信頼性を獲得しやすいことが特徴です。

リワード広告

リワード広告は、ユーザーに対して成果報酬を支払う広告です。たとえば、アプリをダウンロードしてアンケートに答えたら〇〇円の報酬発生、などのようなケースが多くなっています。
欠点としては、一時的にアプリや会員の登録数は増えるものの、継続率が低いため、LTV(生涯顧客価値)は低い傾向となる点があります。

SNS広告

SNS広告は、Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSで配信できる広告です。Twitterであればタイムライン、特定ユーザーのプロフィールページ下にある、投稿履歴などに表示できます。重要なのは、それぞれのSNSごとに利用しているユーザーの属性が異なるので、自社がターゲットにしているユーザー層が多いSNSに配信することです。

動画広告

動画広告は、主にYouTubeやTikTokなどの動画媒体に出稿する広告です。YouTubeであれば、主要な広告の種類が6種類あり、TikTokでは配信者に商品を紹介してもらう案件型の広告が主流です。自社の見込み客を集める集客目的、人材を集める採用目的のどちらにも向いています。

関連記事:Google広告の基本を解説!特徴・設定・管理画面のログイン方法まで!

結局はどのWeb広告から始めれば良い?

ここまで、Web広告の種類を解説してきましたが、最初は検索広告であるリスティング広告がおすすめです。理由は、リスティング広告であれば最も効率的に顕在層である見込み客を集めることができ、配信の手間も小さいからです。

基本的に、どのキーワードで出稿するかを決めたり、LPを1枚用意するだけで始められます。どのWeb広告から始めるべきか迷っている人は、リスティング広告から試してみましょう。

関連記事:リスティング広告の広告文作成ポイント

Web広告の効果を高めるためには

Web広告は、ただ配信するだけでは大きな効果は見込めません。Web広告の効果を高めるには、下記2つを意識しましょう。

・ カスタマージャーニーを深く考える
・ ターゲット層を絞る

カスタマージャーニーとは、ユーザーが商品を知り、購入するまでの一連の流れのことです。それぞれの広告媒体や面によって、ユーザーが商品を知る過程は異なるはずです。そのため、ユーザーがどのようなモチベーションで、なおかつどこで広告を見たかを意識することで、品質の高いLPや広告戦略を考えられるようになります。

また、最初はターゲット層を絞ることが大切です。20代〜50代女性のように幅広いターゲット層を狙っても、予算がすぐに足りなくなったり、誰にも刺さらない広告になってしまう恐れがあります。必ず、最初は「狭く深く」ターゲットを絞りましょう。

関連記事:【テンプレート無料配布】カスタマージャーニーマップをパワーポイント(PPTX)で作ろう

まとめ

本記事では、Web広告について解説をしてきました。Web広告を活用すれば、今まで以上に見込み客を効率良く集められるようになります。
効果的なターゲティング、予算管理を逐一指定できるなど、オフライン広告と比べ使いやすさに優れています。そのため、Web広告はほぼすべての企業が利用したことがあるのでないか、と言えるほど人気です。
まずは、それぞれのWeb広告の種類と特徴を理解し、自社の状況に最も適した広告から始めましょう。また、どの広告から始めるべきか迷っている場合は、リスティング広告から始めることを推奨します。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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