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Shopify(ショッピファイ)って何?メリットを知って世界最大のECプラットフォームをビジネスに活用しよう

2022.8.31
読了まで約 5

2017年より日本で本格的に展開され、現在では世界で最も利用されているECプラットフォームである「Shopify(ショッピファイ)」をご存じでしょうか?シンプルかつ高機能なことから活用する人たちが増え、今では世界175ヶ国、170万以上の店舗で利用されています。日本国内でも大きく拡大しており、ShopifyでのECサイト構築はトレンドにもなりつつあるほどです。

そこで今回は、様々なビジネスに活用されているShopifyの特徴からメリット、どんな方が導入するのが良いのかなど詳細に解説をしていきます。「ECサイトを制作してみたいが、Shopifyが気になっている」という方は今回の記事を読んで、ぜひShopifyをビジネスに活用なさってみてください。

関連記事:
Shopify(ショッピファイ)とは?ECサイトでShopifyが選ばれる理由を解説!
Shopify(ショッピファイ)とは?料金プランや手数料・事例など、概要を解説します!

Shopifyとは

Shopifyは、2004年に創業、カナダ発のECサイト作成サービスのことで、本格的なネットショップが誰でも開設できるものになっております。シンプルですが高機能で使い勝手が良く、創業からわずか10年ほどでECサイトの世界No.1シェア数を誇るサービスになっています。日本では2017年より本格的に展開され、多くの企業がShopifyを活用しています。統一されたイメージのECモールに出店するより、独自のECサイトを持って自社の商品を思う存分伝えたいという企業がこぞってShopifyを利用しているのです。

Shopifyのデザイン・機能

Shopifyが多くの人に使われているのは、多くのデザインや機能が手軽に使えることが挙げることができるでしょう。

Shopifyは無料・有料含めて100種類以上のデザインのテンプレートが用意されており、テンプレートから選ぶことで簡単にオシャレなデザインのECサイトを制作することができます。やはりECサイトを制作する際、商品に合っているデザインや流行の色合いのデザインなど商品がより売れるためにデザインはこだわる必要がありますが、Shopifyはテンプレートを使うことで簡単にオシャレなデザインが設定できるようになっています。

またShopifyは機能面でも優れています。Shopifyは3つの基本プランがあり、プランごとに開設できるアカウント数など機能が異なってきます。一番安価なベーシックプランでも、電話、メール、チャットによるカスタマーサポートがついています。商品の在庫管理、ブログ機能、越境ECへの対応、サイトの流入データ確認などは問題なく利用でき、十分機能が充実しています。ベーシックプランより上のプランであるスタンダードプランやプレミアムプランになると、新規顧客とリピート顧客の販売分析や国ごとの顧客分析などが可能なさらに高度なサイトデータ分析ができるようになったり、ギフトカード機能といった購入された商品にギフトカードを添えられるような機能をつけることができたりなど、さらに充実した機能が設定できます。

Shopifyの料金

Shopifyは初期費用が無料なので、かかる費用は月額料金と決済の手数料、取引手数料がかかるようになります。前述したようにShopifyには主に3つのプランがあり、プランによって月額料金が異なってきます。アップグレード、ダウングレードはいつでも可能です。ECサイトの規模によってプラン変更を考えるのもいいでしょう。

ベーシックプラン…25USD
スタンダードプラン…69USD
プレミアムプラン…299USD

また、上位プランとして「Shopify Plus」というプランがあります。こちらのプランは月額2000USDと高額ですが、大企業・取引量の多いECサイトの場合はオススメです。受注処理・出荷指示・在庫調整を自動化したい店舗などにはとても便利な機能が豊富についておりますのでぜひ検討なさってみてください。

Shopifyを活用するメリット5選

ここからはShopifyを活用するメリットについて解説していきます。

低コストでECサイトが運用できる

前述したようにShopifyは初期費用が無料で、月額の利用料金のみで運用が可能です。一番安価なベーシックプランだと日本円にして月額約3,500円(2022年8月現在)で利用ができるので、とても低コストで実施することができます。また、Shopifyは決済手数料も最低水準となっており、長期的に運用していくことを考えると決済手数料が安いというのはメリットです。低コストで導入ができますし、プランの変更はいつでも可能なので、最初はベーシックプランで小さくスタートをして規模が大きくなるにつれてプランのグレードアップをしていくのも良いでしょう。

拡張性が高い

ECサイトの開設は、Shopifyの基本機能のみでできますが、拡張機能であるShopifyのアプリを利用することでさらに多くの機能を搭載させることが可能です。Shopifyのアプリは7,000以上もあり、それぞれのアプリによって、翻訳機能の追加やSNS連携、配送手配、サブスク機能の追加など、多くの機能を追加することが可能になっているためとても拡張性が高いのです。

サイトの構築や更新が手軽にできる

Shopifyには無料・有料のデザインのテンプレートが複数用意されているため、HTMLCSSなどのプログラミング知識が無くてもサイトのデザインを手軽に構築することが可能です。またサイトごとに管理画面が準備されており、在庫や配送の管理や売上管理なども手軽に確認できます。スマホアプリを連動させておくとスマホからでも簡単に管理が可能です。サイトの構築や更新に関して余り知識が無くてもShopifyは手軽に構築や更新が実施できるのです。

海外への販売も可能

Shopifyは海外発送や多言語、通貨にも対応しており、海外向けのECサイトを開設することも可能になっています。国内向けのECサイトを作成していると、多少のカスタマイズで海外向けのECサイトも構築することができます。国内市場だけにとどまらず、日々市場が拡大している海外市場にも展開ができるのはShopifyの大きなメリットでしょう。

SNSなどの外部連携も対応

Shopifyは各種SNSとの外部連携にも対応をしています。InstagramやLINEなど各種SNSと連携をして商品を販売していくことで販売チャネルを広げることができ、さらなる売上アップが見込めます。おそらくSNSに限らず、これからも外部連携ができていくものは増えていくことが予測されますので、更なる販路拡大が期待できます。

Shopifyの懸念点

活用することで多くのメリットがあるShopifyですが、いくつかの懸念点も存在します。メリットだけではなく懸念点も把握した上でShopifyを十分に活用していきましょう。

日本語に完全対応はしていない

日本に本格的に展開されてからほとんどの機能を日本語で利用できるようにはなっていますが、まだ一部英語分の説明文などが残っている場合があり、完全な日本語対応ではありません。また、Shopifyのアプリなどは海外の開発者が作ったものが英語の説明文が掲載されていることが多く、導入する際に英語力が必要になる場合があります。

HTML・CSSなどの知識が必要なケースがある

Shopifyはデザイン性の高いデザインのテンプレートが用意されており、プログラミングの知識が無くても簡単にデザインの設定が行えます。しかし、より本格的なECサイトにしたい場合やより高い機能をつけたい場合などはHTML・CSSなどの知識が必要となってくるケースもあります。基本的なデザイン・機能であれば専門的な知識は必要ないですが、HTML・CSSなどの知識を身に付けると、売れやすいECサイトの構成にすることができ、ビジネスの拡大に広がることもあるのでぜひ身に付けていくことをオススメします。

関連記事:
HTMLとは?簡単なHTMLタグの基本からCSSの基礎まで初心者にもわかりやすく解説
CSSとは?基礎から基本的なコード例まで初心者向けに解説します

Shopifyを導入すべき人

Shopifyメリットと懸念点の両方を兼ね備えていますが、とはいっても高機能なECサイトを安価なコストで利用できるShopifyはビジネスの拡大に大いに活用できるでしょう。ここからはShopifyを導入するのをオススメするユーザー層について解説します。

これからECサイトを作成して事業を始める

ShopifyはこれからECサイトを活用して事業を始めていきたいという方にはとてもオススメです。前述しているようにShopifyは初期費用が無料で、月額の利用料金のみで運用が可能なので、最初はスモールビジネスとしてECサイトを運用していくビジネスに活用すると良いでしょう。安価なコストで高機能のECサイトが手軽に運用できます。

EC事業を始める際、自社でのECサイト構築ではなく、楽天やAmazonなどのモール型ECに出店する方法もあります。モール型ECは知名度もあり、その知名度を集客に活かすことも可能ではありますが、その分競合他社が多いと価格の比較検討をされてしまいます。ユーザーはモール型ECの中で簡単に多くの商品の値段を確認できるため価格の比較をされ、価格競争が厳しくなるリスクもあるでしょう。またモール型ECのデザインに統一がされるので、自社の商品の特徴が表現しにくい恐れも考えられます。

自社でECサイトを構築する場合であれば、デザインや機能を自由に組み合わせることができるので、自社の商品の特徴が表現しやすくなります。集客の面では自社で実施する必要がありますが、自由であることを生かしたECサイトの構築を目指していきましょう。

海外に向けて販売がしたい

Shopifyは海外への展開にも強いことが特徴です。Shopifyは約20カ国語に対応しており、世界中の配送手配や決済方法、各国の税率への対応もしているため、非常に海外への販売が実施しやすいです。また、世界中の通貨や海外で利用者の多い「PayPal(ペイパル)」などの決済方法にも対応しているため、海外販売もしやすくなっています。案外、日本の製品は海外から信頼度が高く、海外からECサイトを閲覧して購入する外国人も意外と多くなっています。

まとめ

現代では自社でECサイトを制作し、自社ECサイトで商品を販売していくことが多くなっており、これからさらにEC事業は拡大していくでしょう。そんな中、手軽に高機能なECサイトを構築できるShopifyは、さらにより多くの人や企業に活用されることは間違いないでしょう。Shopifyを活用することで、あなたのビジネスも国内のみならず海外へも拡大することもあるかもしれません。ぜひこれからEC事業に取り組もうと考えているなら、Shopifyを活用してあなたの商品の魅力を思う存分ECサイトで表現なさってみてください。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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