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LPとは?ホームページやトップページとの違い

2022.5.9
読了まで約 3

ふと気になったWeb広告にアクセスしたら、1ページだけの縦に長いサイトだった経験を持っている方は多いのではないでしょうか。これはコンバージョンの向上を目的にしたサイトで、LPと言います。

今回は、ホームページやトップページとの違いを紹介しながら、LPについて詳しく理解していきます。

LPとは?

LPはランディングページの略で、検索エンジンやWeb広告など経由して、ユーザーが最初に到達したWebページを指します。広義と狭義と2つのLPがあります。広義のLPは、ホームページに到達したユーザーが最初に見たページのことです。また、Googleアナリティクスのランディングページは、このLPについて言っています。

一方、狭義のLPは、ユーザーのアクションを誘導することを目的にした商品・サービスの紹介ページのことを指します。マーケティング領域では、一般的にこちらのLPのことを言っていることが多いでしょう。

コンバージョン(CV)を最も重要なゴールとしており、コンバージョンは商品・サービスの購入や、資料請求、問合せなど売上向上につながる具体的なアクションです。

そのため、LPは商品・サービス以外の情報を掲載しないで余計な情報を排除し、他ページへのURLリンクも少なくし、コンバージョン率を上げています。狭義のLPはシンプルな長い1枚のページ構成が特徴的です。

以下では狭義のLPに関して詳しく紹介しています。

関連記事
LP(ランディングページ)を作る意味は?費用対効果を高める方法を解説!
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ホームページとの違い

LPもホームページもWebページに変わりはありませんが、それぞれの異なる点は目的と構成です。

LPの目的とサイト構成

上述のとおり、LPは商品・サービスの売上向上を目的に、コンバージョンに徹底した作りになっています。資料請求や問合せなどの特定のアクションにつながるように、商品・サービスの説明→使用者の実例紹介→キャンペーン情報といった内容で構成されます。

ユーザーの離脱を防ぐために、この流れで1ページにすると、自然と長くなってきます。さらに、コンバージョンさせるために、ターゲットとするユーザーをある程度絞っており、そのターゲットのペルソナを具体的に設計しています。

年齢や性別、年収や趣味嗜好、家族構成など詳細に設定し、ユーザーのニーズを的確にとらえLPに反映しています。全体のレイアウトや申込フォームへ誘導するボタンも、ターゲットユーザーの印象に残るようにデザインされています。

ホームページの目的とサイト構成

ホームページは、想定するターゲットに対して情報発信をすることが目的です。達成したいゴールによってサイトの種類は変わってきます。

例として、自社のステークホルダーに企業情報や最新動向を伝えることを目的に作成されるコーポレートページや、自社運営のメディアを通じて情報発信をしながら採用活動を行うオウンドメディアリクルーティングなどがあります。

関連記事:オウンドメディアリクルーティングとは?事例やメリットとデメリット、始める手順を解説!

共通して複数のページとリンクで構成されており、トップページから別ページへ遷移しやすいような導線設計とデザインがされています。

関連記事:ホームページの構成の考え方・手順とは?押さえたいポイントも解説

トップページとの違い

トップページはLPと似たような言葉ですが、まったく違います。トップページは、ホームページの顔となる重要な役割を持ち、いわば雑誌の見出しのような位置づけです。

ホームページに訪れるユーザーはすでに企業や商品・サービスのことを知っており、具体的な情報を求めてることが想定されます。そのため、トップページには企業や商品・サービスを詳しく紹介し、関連情報ページのリンクをグローバルナビゲーション(グロナビ)に表示します。

ユーザーが知りたい情報へアクセスしやすいように、トップページはさまざまな情報への入口となるようにデザインされています。また、ホームページにアクセスした瞬間に、ユーザーが閲覧するかどうかを決めるのがトップページであり、直帰率にも影響します。

関連記事:ホームページ制作の際に重要なトップページ制作のポイントとは

LPのメリット・デメリット

LPはURLリンクが少ない、縦に長い1ページのサイトです。それゆえ、メリットとデメリットがそれぞれあります。

メリット

①コンバージョンの向上

LPはユーザーの興味喚起を促すために、余計な情報を省き、必要な情報だけに限定します。また、ユーザーの印象に残るデザインの訴求や、資料請求や問合せなどに誘導するため、コンバージョンの向上が期待できます。

②離脱を抑制

LPはユーザーが別のページへ離脱しないように、URLリンクの設置を少なくしています。そのため、ユーザーは申込フォームまで到達しやすくなります。

③最適な順番で伝える

商品・サービスの情報はすべて1ページに集約されているため、ユーザーはLPを縦に読み進めていけば、商品・サービスを理解することができます。また、ユーザーの興味喚起を促すのに最適な順番で伝えることができるのもメリットです。

④効果改善が簡単

LPがシンプルな1ページであるため、効果の把握や改善を簡単に行えます。ユーザーが興味あるコンテンツ、離脱しているコンテンツを把握でき、コンテンツを入れ替えや修正などの改善がしやすくなります。

デメリット

①高い直帰率

LPは資料請求や問合せなどのコンバージョンを目的としているため、直帰率が高くなります。また、縦に長い特性上、途中で離脱してしまうユーザーも多いです。

②SEOに弱い

LPはユーザーの興味喚起を促すため、特徴的なデザイン、最小限の商品・サービス情報、広告からの流入がメインとなります。そのため、検索エンジン上では評価されにくく、SEOには弱いページになりがちです。

③コストの発生

特徴的なデザインであるために、制作コストもその分発生してしまいます。また、同じ商品・サービスでも、ターゲットによって異なるLPを用意しようとすると、そのページ分のコストが必要となります。

関連記事:LP制作の相場は?初心者が知っておきたい基本

まとめ

ホームページやトップページの違いとあわせて、LPについて解説しました。LPは効果の検証と改善がしやすく、コンバージョンの向上が期待できます。商品・サービスの売上向上を実現するために積極的に活用していきましょう。
CMSマーケティングオートメーション(MA)の一体型ツール「Switch Plus」では、テンプレートを使って簡単にLPを作成することもできます。

画像:CMSとMAの一体型 Switch Plus

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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