自社サイトで問合せや資料請求などのコンバージョン(CV)拡大のためにSEO対策を行い、自社サイトの検索順位を上げアクセス数を増やしていく中で、アクセス解析は非常に重要なものになります。
SEO対策が計画(Plan)と実行(Do)ならば、アクセス解析は評価(Check)と改善(Action)です。このPDCAサイクルを効果的に回すことで、継続的な改善と最適化が可能になります。
今回は、SEO対策におけるアクセス解析について解説していきます。
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目次
アクセス解析とは
アクセス解析とは、特定のWebサイトに訪問したユーザーが、検索エンジンや他サイトなど外部のどこから流入して来たのか、またサイトに訪れてどのページを見たのか、どのくらい滞在していたのかなど様々なデータを計測して解析していくことです。
人事ベンダーに限らずBtoB商品・サービスであれば、自社サイトへの集客を行い、評価・改善プロセスを実現しながら、最終的には資料請求・問合せなどのCVを最終ゴールとしていますので、アクセス解析は企業が自社サイトの現状を知り、アクセス数やCV数を増やすために行われます。
このアクセス解析のプロセスを通じて、SEO対策全体のPDCAサイクルが機能していくのです。
関連記事:SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説
アクセス解析の重要性
先ほどSEO対策が計画(Plan)と実行(Do)ならば、アクセス解析は評価(Check)と改善(Action)と触れました。
BtoB向けソリューションサイトであれば、自社の売上拡大が目的となりますので、毎月のCV件数であったり、CPA(CV1件当たりの獲得単価)であったり、KPIが設定されていることが多いです。
ちなみに、弊社は毎月のリード獲得件数がKPIとなっています。また、最近、引き合いの多いオウンドメディアの場合、ソリューションサイトのようにCVが最終ゴールであればそれがKPIになりますし、認知向上のブランディングであれば、サイトへのアクセス数がKPIになるはずです。
PDCAサイクルを有効に機能させるには、それぞれの目的に沿って設定されたKPIをアクセス解析により定期的に監視することが欠かせません。アクセス解析ですぐに現状の進捗を確認できますし、進捗が悪ければ、その原因を解析し改善を行うことができるのです。
また、アクセス解析を行う中で、想定外のところからアクセスがあったり、見て欲しいページにほとんどアクセスされていなかったりと、課題点も出てきます。
KPIを達成させるためのSEO施策の最適化には、アクセス解析によって計画・実行したものを繰り返し評価・改善していくことが重要となります。このサイクルを継続することで、データに基づいた意思決定が可能になり、より効果的なコンテンツ改善やターゲット戦略の見直しができるようになります。
アクセス解析で確認する項目
実際にアクセス解析を行う上で最低限チェックしたいポイントをいくつかご紹介します。
多くの企業が活用しているGoogleアナリティクスを例として挙げます。
◆アクセス数
Googleアナリティクスの「ユーザーサマリー」レポートでは、サイトにどのくらいのアクセスがあったのか確認することができますが、下記図の赤枠にあるように大きく3つの項目でそれぞれ確認することができます。
- 【ユーザー】ユニークのユーザー数であり、ある一定年数の訪問履歴を基準にカウント
- 【セッション】ユーザーがサイトを訪問した際の一連の動きのこと。
「訪問」と同義であり、サイト上である一定の時間行動がないと、そのセッションは終了されカウント - 【ページビュー数(PV)】ユーザーが閲覧した際に「ページビュー数」としてカウント
これらの数値は、SEO対策のPDCAサイクルにおける「Check」ステップで検証すべき基本的なメトリクスです。毎月のアクセス数の推移を追跡することで、実施した施策がどの程度の効果をもたらしているか、定量的に評価することができます。

◆チャネル
ユーザーがどこから来たのかを確認するのはチャネルとなります。SEO対策においてチャネル分析は非常に重要な役割を果たします。検索エンジンからの訪問【Organic Search】、リスティング広告【Paid Search】、他サイトのリンクからの訪問【Referral】、SNS【Social】などがあります。
各チャネルの特性を理解することで、SEO対策の成果をより正確に評価できます。SEO施策は上位表示による検索エンジンからの訪問を増やしていくための施策になるため、【Organic Search】が最も重要視しなければならない項目となります。
また、Googleアナリティクスの「トラフィック」セクションにおいてチャネル分析を実施することで、どのチャネルからのトラフィックがCV数や滞在時間といった質的な指標に貢献しているのかを把握することが可能になります。このようにチャネル別のデータを定期的に確認し、各施策の効果測定を行うことが、継続的な改善につながります。
◆新規訪問者とリピーター
先ほどの図の青枠は、新規訪問者とリピーターの割合が確認できます。「カスタムレポート」にて、それぞれのユーザー数を確認することができます。新規顧客向けの施策、または再訪問を強化する施策かは、こちらで解析することができます。
SEO対策におけるPDCAサイクルを効果的に回すためには、この新規訪問者とリピーターの分析が重要な役割を担います。なぜなら、新規ユーザーの獲得と既存ユーザーの再訪問促進では、必要となる対策が大きく異なるためです。
新規訪問者の割合が高い場合、検索エンジンからの流入施策であるseo対策が機能していることを示しており、さらなる検索順位向上やキーワード拡大を進めることで、新規集客を加速させることができます。一方、リピーター率が低い場合は、ページの内容充実度やコンテンツの質が不十分である可能性があり、ユーザーの滞在時間改善やコンテンツ改善といったアクション(改善)につながります。このように新規とリピーターの割合を把握することで、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルをより正確に実行できるようになります。
キーワード解析もあわせて行いましょう
SEO対策ではユーザーの検索時のモチベーションに合せたキーワード選定が重要となりますが、そのキーワード解析についてはGoogleサーチコンソールをおすすめします。Googleサーチコンソールを活用することで、実際のユーザーがどのようなキーワードで検索し、自サイトにたどり着いているのか、そして検索順位がどの程度なのかを把握することができます。
詳細はまた別の機会に触れて行きますが、アクセス解析にはキーワード解析をあわせて行うことでPDCAをさらに加速させていくことができるでしょう。
まとめ
◆アクセス解析とは、特定のWebサイトに訪問したユーザーが、どこから来たのか、また、どのページを見たのか、どのくらい滞在していたのか、様々なデータを計測して解析すること
◆PDCAサイクルを効果的に回すためには、アクセス解析で目標とするKPIの進捗をすぐに確認でき、仮に進捗が悪ければ、その原因を解析し改善することが不可欠となります。特にアクセス解析による継続的な評価・改善が、SEO対策の成功を左右する重要な要素になります
◆SEO施策は上位表示による検索エンジンからの訪問を増やしていくための施策になるため、検索エンジンからの訪問【Organic Search】が最も重要視しなければならない項目であり、このデータを定期的に監視することでPDCAの質を向上させることができます
◆キーワード解析とアクセス解析を組み合わせることで、ユーザーの検索意図をより深く理解でき、SEO対策の精度をさらに高めることができます

