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フリー素材サイト7選/背景などの豊富な素材を無料でダウンロードできるサイトを紹介

2021.8.19
読了まで約 4

ブログ運用やホームページ制作に欠かせない背景などのフリー素材。秀逸な写真・テクスチャーなどを無料でダウンロードできるフリー素材サイトは、日々さまざまな種類の画像を数多く扱う制作担当者にとって、大変便利なコンテンツとなっています。
本記事では、Webサイトのトップページ、アイキャッチ、バナー用のデザイン画像や、需要の高い背景などを提供している7つのフリー素材サイトと、制作者がフリー素材を使用するときの注意点やポイントについて、詳しく解説します。

フリー素材とは?

ブログやホームページ、アプリ、バナー、アイコン、印刷物など、さまざまな制作物に活用されている無料のフリー素材。クオリティーの高い素材が豊富にそろい、誰でも手軽に利用できるフリー画像サイトは、制作担当者や運営者から重宝される存在となっています。

フリー素材とは、基本的にその名の通り無料で利用できる人物や背景、テクスチャーなどの画像素材です。素材の種類は主に、写真やイラスト、フォント、音楽(サウンド)などがあり、多くはインターネット上で配布しているデータをダウンロードして使用します。

フリー素材を使用すれば、自社の制作物に必要な背景画像やテクスチャー、写真などをそれぞれ一から撮影しなくてもよくなるため、制作にかかる時間や費用を大幅に削減することができます。良質な素材の中からイメージに合った作品を選べることで、ホームページやブログなどの制作者にとって利便性が高く、クリエイティブの幅が広がるというメリットもあるでしょう。
フリー素材サイトの多くは、必要な画像・写真をダウンロードするだけで手軽に使用でき、活用する人が増え続けている状況です。

フリー素材の注意点

品質のよい背景や人物などの素材を無料で使えるフリー素材ですが、利用する際には注意すべき点がいくつかあります。例えば、サイト内に「無料」「フリー」という記載があったからといって、すべての素材をどのように利用してもいいというわけではありません。
企業や個人がフリー素材サイトから、背景、人物などの画像、音楽(サウンド)などをダウンロードして使用する際の主な注意点は以下になります。

素材を加工しても問題ないか

同じフリー素材でも、画像の加工が認められているもの、認められていないものがあります。また、加工が可能であっても、その内容に細かい規定が存在する場合もあるため、注意が必要です。基本的なことですが、加工程度にもルールがないか、しっかり確認しましょう。

素材にクレジットは必要か

著作権者、作者などの表記が必要かどうかも確認事項の一つとなります。もちろんフリー素材として無料でダウンロードが可能でも、クレジット表記だけは必要と規定する場合もあり得ます。例えば、ダウンロードしたフリー素材サイトのリンクを制作物に貼り付ける、または素材の近くに掲載するなど、利用するサイトごとにクレジット表記の方法が異なるため、注意しましょう。

商用目的・営利目的での利用は可能か

フリー素材などでダウンロードした素材を商用制作物に活用する際には、事前に利用規約や利用条件を確認すること、素材の著作権を確認することが大切です。
特に日本では「フリー」という言葉の定義があいまいなため、「フリー素材」と「著作権フリー」は異なるということを理解しておく必要があります。
トラブルを未然に防ぐためにも制作に使用したフリー素材はどこからダウンロードしたのか、サイトの名前やURL、ダウンロードした日時、規約画面のスクリーンショットなど、必要な記録を残しておくとよいでしょう。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは?

フリー素材には、規約の範囲内で活用できるものと、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「CC0(パプリックドメイン)」として著作権を気にせず利用できるものが存在します。

CCライセンス

初めに、クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons/略称CC)とは、著作権に関わるライセンスである「CCライセンス」の普及とプロモートを行う国際的非営利組織であり、そのプロジェクトの総称です。
さまざまな種類の制作物に「定義した条件の範囲内であれば自由に使ってください」という意思を表示させるマークのことを、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスと呼んでいます。インターネット上だけでなく、著作物すべてがCCライセンスの対象となります。マークには、著作権者の「表示(BY)」や「改変禁止(ND)」「非営利(NY)」「継承(SA)」があり、それぞれ単体や組み合わせなどで条件の範囲を提示しているので、国際ルールとして理解しておきましょう。

CC0(パプリックドメイン)

CCライセンスが、著作権を権利所有者に残しつつ、再利用を選択できるものであったのに対し、著作者が著作権をすべて放棄するのが「CC0(パプリックドメイン)」です。
人物や看板・建物のロゴなどが写っている写真については第三者の著作権や商標権に注意が必要となりますが、制作物の作者に自動で付与されていた著作権とその他の占有権をすべて放棄し、いかなる権利も保有しないのがCC0(パプリックドメイン)となります。
作品をもっと自由に、柔軟性を持たせた方法で世界に広めたいときなどに、法令上認められる最大限の範囲で権利を放棄して、CC0(パプリックドメイン)の状態にすることがあると覚えておきましょう。

近年、インターネット上でホームページやブログ、アプリ、バナー、アイコン用など、グローバルなフリー素材を探す機会が増えていることから、個人や企業が著作権への意識を高めることは、ますます重要な課題となっています。
フリー素材の「フリー」にはさまざまな意味が含まれるため、サイト内に「無料で使用OK」と記載があったとしても、著作権を意識して、必ず規定・規約を確認しましょう。

関連記事:商標登録を徹底解説します!円滑に進めるためのやり方とは?

背景などのフリー素材サイト7選

ブックマークして使いたい、制作に欠かせない背景などのフリー素材を提供している7つのサイトを厳選して紹介します。

photo AC

画像:photo AC

総会員数600万人超の人気フリー素材サイト。豊富な画像・画質が特徴。背景に使用しやすい自然や風景、町並みから人物、生き物など、あらゆるジャンルの写真素材がそろっています。加工や商用利用が可能で許可やクレジット表記の必要もありません。

Find/47

画像:Find/47

経済産業省が委託し、観光予報プラットフォーム推進協議会が運営するフリー素材サイト。自然、暮らし、歴史、生き物など、日本各地の情景を世界に発信できるよう、写真を撮影する人、写真を使う人、写真を見る人のコミュニティー形成を理念としているフォトアーカイブです。

pro.foto

画像:pro.foto

広告媒体などで活躍するプロのカメラマンが撮影した写真素材を提供するサイト。利用規約の範囲内で、商用利用やトリミングや合成などの加工もOK。リンクやクレジット表記の必要もありません。景色などの背景や人物、動物、乗り物など、欲しい素材のイメージに合わせて検索できます。

PAKUTASO(ぱくたそ)

画像:PAKUTASO(ぱくたそ)

「使って楽しい、見て楽しい」をスローガンにした高解像度・高品質写真のフリー素材サイト。オススメ写真や企画コラボなど、オリジナルのリストからフリー素材をピックアップできます。複数のメディアに取り上げられたこともある2011年オープンの無料サイトで、掲載されている写真はすべて登録カメラマンが撮影。企画からリーガルチェック、リリースまで、内製化されていることが特徴です。

Photock(フォトック)

画像:Photock(フォトック)

商用利用・加工が可能で制限なしのフリー写真素材サイト。さまざまなクリエイティブ制作で活用できる8000px超えの超解像度素材もあります。日本各地をテーマにした観光名所や風景などのコンテンツが豊富。背景にも使いやすい町並みから鉄道などの乗り物、生活、冠婚葬祭まで、シンプルで検索しやすい表示の国内サイトです。

BEIZ images

画像:BEIZ images

背景のフリー素材が豊富な無料サイト。高画質で高解像度な風景素材からデザイン性の高いテクスチャーまで、クリエーターが使いやすいカテゴリーのコンテンツがそろっています。加工程度やトレースの制限もなく、商用利用も可能です。わかりやすい利用一覧表で利用規約の範囲が一目で確認できます。

O-DAN

画像:O-DAN

世界の41サイトからクオリティーの高いフリー素材を日本語で検索し、ダウンロードできる便利なサイトです。検索ボックスに欲しい素材の関連ワードを入力すると、さまざまなサイトから集められた写真素材が一気に表示されます。気に入った素材をクリックすれば各サイトに自動遷移されるため、遷移先で規約・規定を確認後、ダウンロードしましょう。

まとめ

フリー素材を活用する際は、利用規約や利用条件がしっかり明示されたサイトを選ぶことが大切です。素材を提供しているサイト自体が信頼できるかどうか、不明な点があれば専門家に相談するなど、気をつけて選択する必要があります。
制作担当者は、各サイトにおけるフリー素材使用時の禁止事項や利用規約・規定などのルールをしっかり確認した上で、正しく活用するようにしましょう。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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