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ランディング ページ(LP)って何?LPの種類や目的を説明します

2021.8.3
読了まで約 6

ランディングページ(LP)とはどのようなものであるか、LPの種類や制作する目的に関して知りたいと考える方は多いのではないでしょうか。LPは、1枚のWebページに商品やサービスの情報がまとめられていることが多く、主にコンバージョン(CV)を獲得するために制作します。文章や画像をユーザーに最適化すると、期待以上の成果を出せるページになります。

本記事では、ランディングページの概要や制作のポイント、運用における注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ランディングページ(LP)とは?

ランディングページとは、広告をクリックした先にユーザーが辿り着くページのことです。1枚のWebページに商品やサービスの情報がまとめられているため、問い合わせ獲得などユーザーのアクションを誘導することに特化しています。

ランディングページは略してLP(エルピー)とも呼ばれており、ユーザーがサイトに着地(Landing)するイメージからLP(LandingPage)という名前が付きました。

記事LPとは?

記事LPとは、ユーザーが「商品を購入したい」から「購入する」に導くために用いる記事手法の1つです。商品の認知から把握、購入まで1つの記事で行えるため、ユーザーの購入率を上げることに適しています。

記事LPは読み物として展開するため、コンテンツ次第では広告らしさを薄めることも可能です。そのためユーザーが記事に到達後も、LPからの離脱を抑えることも見込めます。

記事LPを使用することで、幅広いユーザー層を狙えることも特徴の1つです。記事LPを使用する際の注意点は、購入率を上げたいときのみに使用することです。常に記事LPを使用してしまうと、商品購入を無理矢理促しているようでユーザーへのサイトイメージが悪くなります。

ランディングページの目的

ランディングページの目的は、Webサイトのコンバージョン率を上げることです。コンバージョン率とは、Webサイトに訪れたユーザーの内、何%がサイト目標に達したのかを表す数値です。ランディングページで言うなら、ユーザーの商品購入率が目標になり、コンバージョン率を上げるということは、ユーザーの商品購入率を上げることに繋がります。

そのため、ランディングページでは、ユーザーが何かしら行動を起こしたいと感じるようなサイト作りが必要になるでしょう。

関連記事:適切なコンバージョン対策で長期的な視点を持つ

ランディングページの特徴

ここまで、ランディングページの概要や目的についてご紹介しました。次に、下記の4つに分けてランディングページの特徴をご紹介します。

● CV(コンバージョン)を獲得することに特化している
● 流入経路に合わせて構成を変える必要がある
● デザインが自由
● 製作コストが比較的高い

特徴を把握しておくことで、ランディングページの知識が深まります。1つずつ見ていきましょう。

CV(コンバージョン)を獲得することに特化している

ランディングページでは、CV(コンバージョン)を獲得することに特化しています。ランディングページの特徴として、他ページのリンクが少ないことが挙げられており、少ないことはコンバージョンに繋がるページ以外を全て潰しているため、他ページへの移動が出来ないことに繋がります。

したがって、強制的にコンバージョンに繋がるページへのユーザー流入が増えるでしょう。
コンバージョンが下がる理由として挙げられることは、他ページのリンクが多く、ユーザーのサイト遷移率が高まることです。ランディングページでは、先ほど説明したようにそのようなことが起きないため、コンバージョンを獲得することに特化できると言えます。

流入経路に合わせて構成を変える必要がある

ランディングページでは、流入経路に合わせて構成を考える必要があります。Webサイトの流入経路とは、SEOやSNS、インターネット広告等を指します。たとえば、SEOだと質の高いコンテンツからランディングページへ流入したほうがコンバージョンに繋がります。

しかし、SNSでは全く異なった流入経路になるでしょう。流入経路が異なるということは、サイトの求めているターゲット層も異なります。ターゲット層が異なるということは、伝えたい内容もことなるため構成を変える必要があるのです。

関連記事:CVを向上させるには?顧客インサイトを把握したファネル戦略/コンバージョン率最適化(CRO施策)の重要性

デザインが自由

ランディングページでは、デザインを自由に作成できます。なぜなら、ランディングページにはコンテンツへ繋がるリンク以外必要ないため、1ページを自由に使用できるためです。イメージとしては、コンテンツのような文字ベースではなく、チラシやボスターのような情報量の多い1枚のページと言えるでしょう。

デザインの自由度が高いということは、他社競合サイトに負けない為に、ユーザーが魅力的に感じるデザイン作成が必須になります。
ランディングページを作成するならば、文章だけではなくデザインの勉強も必須になるでしょう。

関連記事:面白いキャッチコピーの作り方とは?キャッチコピーの例や注意すべき点も徹底解説

製作コストが比較的高い

ランディングページでは、多くの要素を1枚のページに凝縮させるため、制作コストが比較的高くなります。高いと言っても誰に依頼するのか、どれだけの情報量を詰めるのか、クオリティはどれくらいのものを求めるのかによって費用は異なります。

簡単なランディングページならば、1ページ10万円程度で作成可能です。しかし、戦略を立てて、設計から依頼する場合は50万円〜100万点程度の予算が必要になります。サイト内の重要度に合わせて、制作コストを考えておくと良いでしょう。

魅力的なランディングページ(LP)を制作するポイント

ランディングページを適当に作ってしまうと、訪問してくれたユーザーに不満を貯めてしまい、結果的に時間やお金無駄にし、評判を悪くします。そうならないためにも、魅力的なランディングページを制作するポイントを把握しておく必要があるのです。ランディングページを使用して、利益を上げたい方はぜひ参考にしてください。

①:構成に時間をかける

ランディングページを制作するポイントの1つ目は、構成に時間をかけることです。構成はランディングページの設計図と言われています。そのため、構成の検討が不十分だと理想的なランディングページを作成できません。ランディングページでの一般的な構成は下記のとおりです。

● ファーストビュー
● ボディ
● クロージング

伝えたい内容やデザインによって、これらの構成も変わります。ランディングページの設計図となる構成に時間をかけて、魅力的なランディングページを作成しましょう。

②:流入経路を検討する

ランディングページを制作するポイントの2つ目は、流入経路を検討することです。流入経路とは、SEOやSNS、インターネット広告等を指します。ランディングページでは、流入経路によって、内容やデザイン等が変わります。そのため、制作段階で流入経路を検討する必要があるのです。

先ほど紹介した流入経路で例えると、SEOだとGoogleやYahoo!をよく使うユーザーに訪れてほしいと考えることが多いでしょう。また、SNSだと若年層をターゲットにしているケースが比較的多くなります。

流入経路を検討しないで適当にランディングページを制作すると、方向性が定まらずランディングページの効果は得られないでしょう。効果を得るためにも流入経路は慎重に検討するべき項目です。

③:3C分析を行う

ランディングページを制作するポイントの3つ目は、3C分析を行うことです。3C分析とは「Customer(顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社))」の頭文字を取っており、自社のランディングページで何が足りないのかを明確にしてくれる効果があります。
3C分析で分かることは下記のとおりです。

● ユーザーが何を求めているのか
● 他社にあって自社に足りないものはなにか
● 自社の強みとランディングページをどうマッチさせるのか

ランディングページでは、3C分析で得られた情報を元に作成します。そうすることで、利益の上げられるランディングページが出来上がり、魅力的なページを制作できるのです。

関連記事:3C分析とは?やり方や手順、テンプレートも紹介

④:ファーストビューを制作する

ランディングページを制作するポイントの4つ目は、ファーストビューを制作することです。ファーストビューとは、ランディングページに訪問したユーザーが最初に目に触れる部分で、ページの印象を左右すると言われています。

ユーザーは、ファーストビューを見て3秒で、そのページを見るかどうかを判断します。そのため、ユーザーの心を掴むようなデザインやキャッチコピー等が必要になるでしょう。
ファーストビューをより良い物にするためにも、デザインの勉強が必要になります。

⑤:ボタン周りの文言を検討する

ランディングページを制作するポイントの5つ目は、ボタン周りの文言を検討することです。ボタンは、ユーザーがアクションを起こすための道具として利用され、コンバージョンに直結します。そのため、ボタン周りの文言を検討しておくことで、ボタンの効果が発揮されるでしょう。

⑥:ヒートマップでLPO(ランディングページ最適化)を行う

ランディングページを制作するポイントの最後は、ヒートマップLPO(ランディングページ最適化)を行うことです。ヒートマップとは、ユーザーがサイト訪問した時にどの部分を多くクリックしているのかを確認できるツールです。また、LPOとは、ランディングページを改善するための施策のことを言います。

ランディングページでは、投稿後もユーザーの動きや傾向を見ながら改善することが必要になります。

関連記事:WEBサイトの改善に役立てるヒートマップの活用方法

ランディングページ(LP)を制作する際の注意点

ここまで、魅力的なランディングページを制作するポイントをご紹介しました。次に、下記の4つに分けてランディングページを制作する際の注意点をご紹介します。

● 3C分析を必ず行う
● ペルソナを絞り込む
● 法律を確認する
● LPOを行う

1つずつ見ていきましょう。

3C分析を必ず行う

ランディングページを制作する際、3C分析を必ず行う必要があります。なぜなら、3C分析を行わないことで、自分勝手なランディングページが完成してしまうからです。ランディングページでは、ユーザーのことを考えつつ、他社競合サイトを分析し、最後に自社について分析することで、魅力的なページが制作できると言われています。

自分勝手なランディングページにならないためにも、3C分析を必ず行いましょう。

ペルソナを絞り込む

ランディングページを制作する際、ペルソナを絞り込みましょう。ペルソナとは、サイトの方向性を定めるために必要になる人物モデルです。ペルソナを絞り込まなければ、ランディングページの内容やデザインが全く別物になります。また、方向性がぶれてしまうことにも繋がるため、ペルソナは制作前から絞り込んでおきましょう。

そして、複数のニーズを持つユーザーを獲得しようとしているなら、必ずランディングページを分けてください。なぜなら、先ほども話した通りユーザーのペルソナで内容やデザインが変わってしまうからです。二兎追う物は一兎をも得ずということわざがあるように、複数のユーザーに対するランディングページを作成しても中途半端な結果になるため、辞めておくべきとも言えます。

関連記事:今さら聞けない、マーケティングにおけるペルソナの作り方とは?
関連記事:マーケティングに欠かせないペルソナの設定 なぜ必要か?どうやるのか?

法律を確認する

ランディングページを制作する際、薬機法や景品表示法等の法律を確認する必要があります。ランディングページでは、一般ユーザーはアクセスできないクローズドページとして運用されることが多く、法律に対する認識が甘くなりがちです。

実際に、法律すれすれなランディングページも数多く存在しているため、自社で制作する場合は、コンプライアンスの配慮を忘れてはいけません。

LPOを行う

ランディングページを制作する際、LPOを行いましょう。LPOを行うことで、ランディングページの改善にも繋がり、ユーザーのアクションをスムーズに行えるサイトになります。
有効なLPOは下記のとおりです。

● ファーストビューの最適化を行う
● CTAの改善・最適化をする
● エントリーフォームの最適化(EFO)

ランディングページは、作りっぱなしではなく日々改善していくことで効果を発揮するため、上記LPOを試しましょう。

関連記事:LPO~ユーザーを導きCVRを最大化させる秘訣を徹底解説します!

まとめ:魅力的なLPを制作しましょう

本記事では、ランディングページの概要や特徴、制作するポイント、注意点についてご紹介してきました。魅力的なランディングページ(LP)を制作することで、ユーザーのアクションが頻繁に起こり、利益を上げることができます。

時間やお金を無駄にしないためにも、魅力的なランディングページを制作しましょう。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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