日本国内のSNSで最大のユニークユーザー数(UU:ある期間内に訪問したユーザーの数)を誇るオンライン動画配信サイトYouTube。
2005年のサービス開始から2021年現在まで、世界中で多くのユーザーが利用し、Youtuberという新たな職業をも生み出した大型プラットフォームである。
利用するユーザー数が増えれば増えるほど、注目されるのが動画内に掲載できる「YouTube広告」だ。
本記事では、近年拡大し続けているYouTube広告の概要や特徴、運用型といわれる広告の種類について、解説する。
参照元:【2021年最新版YouTube広告】第一弾:YouTubeの特徴は?最新の運用型広告メニューの種類についても徹底解説!
YouTube広告とは?
出典元:【2021年最新版YouTube広告】第一弾:YouTubeの特徴は?最新の運用型広告メニューの種類についても徹底解説!
YouTube広告とは、その名のとおりYouTube内にさまざまな種類の動画広告を掲載することである。地域やユーザーの行動傾向、興味・関心などから自社のターゲット層へ、的確にアプローチできることがポイントだ。
大きな特徴としては、以下の要素が挙げられる。
●ユーザー数が多い
YouTubeを活用するメリットともいえる特徴に、ユーザー数の多さがあるだろう。
YouTubeの利用頻度と利用時間を詳細に調査したところ、上図のように1日に1回以上は利用していると答えた男性ユーザーは79.1%、女性ユーザーは88.6%という結果だった。
時間にすると、1日1時間以上利用している男性ユーザーは59.9%。女性ユーザーが46.3%となっている。
SNSの中でも利用回数が多いこと、長時間利用していることで、広告と接点を持つ機会が多数あることが見込めるだろう。
●親和性が高く、ターゲティングが詳細
YouTube広告のほとんどはユーザーが再生した動画の前かその途中に表示されるため、自然に目に入ることがポイントだ。
動画広告のメリットである伝わりやすさはもちろん、ターゲティングの細かさやスキップまで確実に見てもらえるという点も特徴といえるだろう。
●広告メニューが選べ、BLS活用も可能
YouTube広告は顧客のファネル(逆三角形のじょうごで、顧客が購入するまでのプロセスを表したもの)に基づいた広告メニューを選択することができ、適切な訴求を行える。
広告の出稿状況によっては、ブランドリフト調査(ブランド認知度や広告想起)を無料で提供してもらい、効果の測定や次の広告への改善に活用できることがポイントだ。
広告の種類は?
YouTube広告には「予約型」と「運用型」がある。
「YouTube Select」や「マストヘッド」など、あらかじめ予約する必要がある、表示が確実な広告配信が「予約型広告」。
スキップができない6秒動画の「Bumper」や長尺の「TrueView」といった予約なしで細かなハンドリングが行える広告メニューが「運用型広告」だ。
課金の種類もさまざまで、インプレッション数ごとに加算される「CPM課金」や、視聴数ごとに加算される「CPV課金」。クリック数ごとの加算である「CPC課金」や、コンバージョン数ごとに加算される「CPV課金」などがあり、これらを使い分けすることで効果の高い広告配信が目指せるだろう。
運用型広告「VAS」に注目
出典元:【2021年最新版YouTube広告】第一弾:YouTubeの特徴は?最新の運用型広告メニューの種類についても徹底解説!
「VAS(Video Ads Sequence)」とは、動画シーケンス広告のことで、いくつかの動画メニューを同じユーザーに設定した順序で表示させる広告を指している。
ファネルの上位から下位へ、ストーリー性のある動画を順番に見てもらう広告メニューだ。 インプレッション、視聴、スキップとそれぞれ3種のトリガー(ユーザーの行動を起こすきっかけ)があり、上図の例では、用意した複数の動画を訴求軸ごとに見てもらう。
ユーザーの商品・サービスへの理解を促進するような、効率のよい施策といえるだろう。
まとめ
自社の訴求やブランディングに期待が持てる、効果的なYouTube広告。
細かいターゲティングや現段階でのファネルに沿った広告を打ち出せることがポイントである。
広告接触者が圧倒的に多いというメリットを生かし、ユーザーにとって魅力的だったり、わかりやすく共感を得られたりするクリエーティブ広告を制作することがポイントだ。
参照元:【2021年最新版YouTube広告】第一弾:YouTubeの特徴は?最新の運用型広告メニューの種類についても徹底解説!