LINEリサーチは「Clubhouse」に関する2回目の調査結果を2021年2月9日に発表した。調査期間は2021年2月6日~2021年2月7日。日本全国の15歳~59歳の男女を対象に1053人より回答を得た。
1回目の調査結果とあわせ、1週間でのClubhouseの認知、および、利用意向の変化が明らかになった。
参照元:話題の音声SNS「Clubhouse」、5割以上が認知。1週間で認知率が2.7倍に
Clubhouseの認知は半数以上!1週間前の前回調査より2割増加
Clubhouseとは、2020年春にアメリカでスタートした新進のSNSサービスである。FacebookやTwitterのような文字ベースではなく、音声ベースとしている点が特徴で、関係のないユーザーの会話の内容をオーディエンスとして聞くことができる。
ClubhouseはiOSのみでAndroidのアプリは提供されていない。また、招待制であるため、ユーザーからの招待を受けないと参加できないようになっている。招待枠も1ユーザーにつき2人と限定されているために、始めたくてもすぐに利用できない場合もある。
引用元:話題の音声SNS「Clubhouse」、5割以上が認知。1週間で認知率が2.7倍に
まず、Clubhouseの認知度について、1月30日に実施された1回目の調査から認知度は19%から52%まで増加し、半数以上がClubhouseを知っている状況になった。特に「知っているが、登録していない」は1回目の調査で17%に対し、48%と3倍近く伸びている。「知っているし、いま使っている」と「知っているし、登録したが、いま招待まち」は同率で1%から2%への伸びに留まった。
認知は急速に拡大したものの、実際の利用者は認知ほど拡大していないのが現状のようである。アプリの提供と利用開始方法に制限があることも少なからず影響しているだろう。
引用元:話題の音声SNS「Clubhouse」、5割以上が認知。1週間で認知率が2.7倍に
次に、各年代での認知率について見ていくと、10代・20代の認知は6割を超えている。特に10代は前回の調査よりも40%増えており、急速に認知が広がった。
30代以上の認知度は4割を超えており、特に40代の認知どは前回の調査より39%増えており、10代と同様に認知が広がったことが明らかになった。
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Clubhouseの利用拡大は10代・20代の若い世代が牽引
引用元:話題の音声SNS「Clubhouse」、5割以上が認知。1週間で認知率が2.7倍に
また、Clubhouseの利用者・招待まちの割合を年代別に見ると、10代は前回の2%から 8%、20代も同様に前回の3%から8%へ増加している。
30代以上は前回より1%前後の増加に留まっている点と比較すると、若い世代での利用者 ・招待者まちの拡大が全体の数値に影響していることが分かる。
Clubhouse、4人に1人利用意向あり
引用元:話題の音声SNS「Clubhouse」、5割以上が認知。1週間で認知率が2.7倍に
続いて、Clubhouseの利用意向について聞いたところ、「ぜひ使ってみたいと思う」4%と「機会があれば使ってみたいと思う」21%をあわせ、4人に1人に利用意向がある結果となった。前回の1回目の22%から3%増えている。
引用元:話題の音声SNS「Clubhouse」、5割以上が認知。1週間で認知率が2.7倍に
年代別に利用意向者の割合を見ていくと、10代が39%と最も高く、20代は30%、30代・40台が同率の23%、50代が20%という結果になった。前回調査からの比較でも10代が最も伸びており、若い世代で意向が高くなっていることが分かった。
今回の調査により、1週間の短期間でClubhouseの認知は急速に拡大し、2人に1人が知っており、4人に1人に利用意向があることが分かった。特に、10代・20代での認知や利用意向が拡大・増加しており、若い世代での関心が高いことも明らかになった。