株式会社クロス・マーケティングは「SNSに関する調査(2021年)」の結果を2021年2月10日に発表した。調査期間は2021年2月5日。20~69歳の男女を対象に1,100人より回答を得た。
この調査により、新興SNSであるClubhouseをはじめとした、各SNSの認知・利用状況が明らかになった。
参照元:SNSに関する調査(2021年) | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング
利用したいと思うSNSトップはTwitter・Facebookなど文字ベースのSNS
本調査は、2021年1月ごろから注目され、話題になった音声ベースのSNS「Clubhouse」をはじめ、各SNSの認知・利用状況や利用意向、コロナ禍におけるSNSの利用の変化を明らかにするために実施された。
参照元:SNSに関する調査(2021年) | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング
まず、利用したいと思うSNSの種類を聞いたところ、「文字ベースのSNS(Twitter、Facebookなど)」が48%で最多。
次に「画像ベースのSNS(Instagramなど)」が26%となった。男女別にみると、男性は19%、女性は34%と、女性の利用意向が高い結果となっている。
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コロナ禍においてSNSの利用時間が増加した20代女性は6割
参照元:SNSに関する調査(2021年) | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング
次にコロナ禍における、SNSの使い方の変化について聞いたところ、「SNSに接する時間が増えた」が26%となった。女性20代は61%で全体と比較して2倍以上の結果となり、若い女性の利用時間が増加していることが分かった。
Clubhouseの認知は37%、利用はわずか3%
最後に各SNSの認知と利用状況、および、利用意向について調査した。
各SNSの認知に関して、「Twitter」と「Facebook」が同率の94%でトップとなった。次に「Instagram」が92%、「TikTok」が86%と続いた。
新興SNSの「Clubhouse」は37%にとどまったが、20代は47%となり若い世代の認知の高さが明らかになった。
利用状況に関しては、現在利用しているSNSは「Twitter」が40%で最多。次に「Instagram」が35%、「Facebook」が26%と続いた。利用したことはあるが、現在は利用していないSNSのトップは「Facebook」が17%となり、他のSNSと比較しても利用離れが高い結果となった。
また、Clubhouseの利用状況は「現在利用している」と「利用したことはあるが、現在は利用していない」を合わせて、わずか3%となった。
参照元:SNSに関する調査(2021年) | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング
各SNSの利用意向に関して、利用したいSNSのTOP3は「Twitter」38%、「Instagram」35%、「Facebook」23%となった。
Clubhouseを利用したいとの回答は全体でわずか5%であったが、20代の回答は14%となり、認知の高さとともに、利用意向の高さがうかがえる結果となった。
今回の調査により、コロナ禍において20代女性がSNSを利用する時間が増加していることが分かった。また、注目されているClubhouseについては、認知・利用状況は他のSNSと比較して低い結果となったが、20代の若い世代で高い認知と関心があることも明らかになった。