マーケティングのデジタル化が進む近年の社会において、インターネットを利用する人々はさらに増加し続けている。2019年の調べでは、世界中で43億人以上のユーザーがネットを活用していることがわかった。利用時間は1日平均6時間ともいわれ、人々が日常生活を行う上で、もはや不可欠の存在になったと考えられるだろう。
企業が成長を続ける上でも、オンライン上でのユーザーとのつながりは重要だ。効率的かつ効果的なマーケティングで戦略を練り、売り上げの最大化を目指すにはどのような取り組みが必要なのか。
デジタルマーケティングが持つ言葉の意味やWebマーケティングとの違い、また今後必要となる施策について、解説する。
Webマーケティングとどう違うのか
出典元:デジタルマーケティングとは?Webマーケティングとの違いや重要性について
上図は、マーケターが知っておきたい企業マーケティングの範囲である。
大きなマーケティングという活動の中に、オンライン上の市場調査や販売戦略を行うデジタルマーケティングが存在し、その中の一部がWebのみの範囲を担うWebマーケティングとなっている。
デジタルマーケティングは、ECサイト、Webサイトはもちろん、動画、SNS、メール、検索エンジンなど、さまざまなデジタルデバイスを使用した活動を行い、Webマーケティングはその中でも、ECやWebサイトなど、Webに特化したマーケティングを担当するのだ。
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2つのマーケティング、検索数は?
出典元:デジタルマーケティングとは?Webマーケティングとの違いや重要性について
デジタルマーケティングとWebマーケティングは、2019年の検索数でみるとほぼ同数となっている。もともとWebマーケティングがトレンドとしてあったものの、ここ最近の検索では(上図)、急速にデジタルマーケティングが伸びていることがわかるだろう。
これは、Webだけでは補えないデジタルマーケティング活動が重要だと、多くのユーザーから認識された結果だといわれている。
AI(人工知能)やIoT(物体に通信の機能を追加し相互に通信したり、ネットに接続したりすること)の発達が大きな成長の要因となるようだ。
今後もさらに発展すると予測されるデジタルマーケティングでは、どのようなことができるのか。以下では、期待される効果を解説する。
デジタルマーケティングで実現すること
デジタルマーケティングを行うことによって、従来ははっきりしなかった顧客のインサイトを見つけ出し、可視化することが可能である。
インターネットでの広告やSNSの活用、Webサイトの検索強化などの施策より、新規顧客を獲得。MAツール(マーケティングオートメーションツール)の機能を使えば、自社の顧客が今、購買までのどのステージに存在しているかをスコアリングできる。そこで得た情報により、どのタイミングで顧客にアプローチしていくかを決定。データを管理し、リード育成までのプロセスを効率的に判断することで、顧客との関係性はさらに深まり、クロージングまでのスムーズな流れをつくり出すことができるだろう。
まとめ
自社収益の最大化を目指すためには、デジタルマーケティングの成功は欠かせない。 Instagram、Twitter、Facebookなどで顧客との関係性を強化して自社のブランディングを行うなど、さまざまなチャネルから、有益な情報発信を行っていくことがポイントだ。