コロナ禍でリアルな営業活動・マーケティング活動が以前よりも難しくなり、オンライン化が進んできた。
そんな中、ブログやオウンドメディアにコンテンツを公開し、リード獲得や売上の創出 を目指す「コンテンツマーケティング」が再び注目を集めている。
そのような背景を受け、株式会社WACUL(ワカル)は、ブログ・記事メディアの運営に関するアンケート調査を行った。この調査の結果、コンテンツマーケティングで成果を上げている企業の共通点が明らかになった。
参照元:コンテンツマーケティングで成果を上げる企業の共通点とは?ブログ・記事メディアの運営体制に関するアンケート調査結果
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コンテンツマーケティングが「成果につながった」という回答は63.4%。成果が出るまでの期間は「6ヶ月〜1年未満」が最多
まず、調査対象となった企業の63.4%が、コンテンツマーケティングによる売上の成果をすでに出していることがわかった。
出典元:コンテンツマーケティングで成果を上げる企業の共通点とは?ブログ・記事メディアの運営体制に関するアンケート調査結果
成果が出るまでの期間としては「6ヶ月以上〜1年未満」の24.4%が最多となり、それ以外は3ヶ月未満〜3年以上の間で散らばっていることがわかる。
続いて、「新規契約のうち、約何割がブログ・記事メディア経由で生まれていますか?」という質問への回答結果が下の通りだ。
出典元:コンテンツマーケティングで成果を上げる企業の共通点とは?ブログ・記事メディアの運営体制に関するアンケート調査結果
「売上につながっている」企業の回答の平均を取ると、「約45%」となる。コンテンツマーケティングをうまく成功させることができれば、売上に大きく貢献することがわかる。
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売上にインパクトを出すには1年以上の継続的な取り組みが必要
ブログ・記事メディアを立ち上げた年について調査した結果が下のグラフだ。
出典元:コンテンツマーケティングで成果を上げる企業の共通点とは?ブログ・記事メディアの運営体制に関するアンケート調査結果
直近の2019年に立ち上げたメディアでもすでに売上につながっている企業が6社あり、立ち上げ年度と成果の関連性はほとんどない結果だ。
しかし、「新規売上の3〜10割がメディア経由」と回答した企業11社のうち10社は2018年以前にメディアを立ち上げていたことがわかっている。売上に大きなインパクトを生むためには長期的な取り組みが重要なことも明らかになった。
成果を出す企業の4つの共通点
この調査結果報告では、コンテンツマーケティングで成果を出す企業の共通点として、以下の4つが挙げられた。
・十分なリード数の獲得 ・記事のリライトへの取り組み
・運営メンバーの「リード数」や「公開記事本数」による評価
・経営陣の、立ち上げ・運営への積極的関わり
月間のPVと獲得リード数は、成果の出ている企業とそうでない企業とで大きな差があることがわかった。
全体 | 売上につながっている | まだつながっていない | |
月間平均PVの中央値 | 70,000 | 90,000 | 8,500 |
月間平均リード獲得数の中央値 | 28 | 70 | 5 |
参照元:コンテンツマーケティングで成果を上げる企業の共通点とは?ブログ・記事メディアの運営体制に関するアンケート調査結果
記事のリライトについては、売上につながっている企業のほぼ7割が取り組んでいることがわかっている。
出典元:コンテンツマーケティングで成果を上げる企業の共通点とは?ブログ・記事メディアの運営体制に関するアンケート調査結果
運営メンバーへの評価について回答結果が最も多かったのは「PV」であったが、成果が出ている企業ではこのほかに「リード数」「(リライトを含む)記事公開本数」も評価項目に入れているケースが多いことがわかった。
出典元:コンテンツマーケティングで成果を上げる企業の共通点とは?ブログ・記事メディアの運営体制に関するアンケート調査結果
最後に経営陣の関わりだが、成果の出ている企業ほど積極的に関わっている実態がわかった。
出典元:コンテンツマーケティングで成果を上げる企業の共通点とは?ブログ・記事メディアの運営体制に関するアンケート調査結果