マカフィー株式会社は「コロナ禍におけるIT利用やセキュリティに関する調査」を実施。
18歳から65歳までの男女1,356人を対象に、コロナ禍の外出自粛期間での社会人の在宅勤務の状況と、家庭内の子どもの学習状況について、IT利用とセキュリテイの観点からアンケート調査を行い、結果を発表した。
参照元:マカフィー、コロナ禍における IT 利用やセキュリティに関する調査結果を発表 ~実際に PC の購入や IT 環境整備を行ったのは一部であったことがうかがえる結果に~(マカフィー株式会社)
在宅勤務の実施状況
緊急事態宣言のもと、在宅勤務を実施したかどうかの質問では、全体の36.2%が実施したと回答。また、調査時の9月10日から14日の現在、今も在宅勤務を実施しているかどうかの質問では、全体の18.7%が実施しているという回答結果を示した。
参照元:マカフィー、コロナ禍における IT 利用やセキュリティに関する調査結果を発表 ~実際に PC の購入や IT 環境整備を行ったのは一部であったことがうかがえる結果に~(マカフィー株式会社)
また、在宅勤務を取り入れている企業への印象についての質問では、「良い」(27.5%)、「どちらかというと良い」(39.6%)のポジティブな回答が全体の67.1%という結果を示したことを明らかにしている。
一方で、在宅勤務が可能な業種であるにも関わらず導入しない企業についての質問では、18歳〜30代の5割以上が「どちらかというと印象が悪い」または「印象が悪い」と回答。40代から60代の5割程度が「特に何も感じない」と回答。在宅勤務を実施する企業に対して、年代によって意識の差が見られたことを指摘している。
IT利用と環境整備の課題
在宅勤務や在宅学習における課題についての質問では、「仕事や勉強をするためのオンライン環境の機器類」(20.6%)、「仕事や勉強をするためのオンラインの設定」(17.3%)といったITの環境整備に関わる回答を示した。その一方で、環境整備の状況についての質問では、「ネットワーク環境や機器を揃えた」(5.2%)、「勤務先から必要なツール類や費用が支給された」(3.2%)、「在宅環境を整えるにあたりITツールに詳しくなった」(2.7%)など、実際に課題解決に向けて行動した回答数はごく一部であった点について同社は注目している。
在宅学習の課題とセキュリティ対策
本調査では、18歳以上の学生や、18歳未満の就学児童を持つ保護者に対して在宅学習についての質問も行っており、外出自粛期間中にオンライン授業を受けたと回答したのは全体の41.9%という結果を示した。このうち、大学・専門学校・短大の学生は91.6%が受けたとの回答であったのに対して、高校生45.9%、中学生26.8%、小学生15.1%という結果であり、学齢が低くなるにつれてオンライン授業の普及も低い状況にあったことを明らかにした。 また、子どものデジタル利用が加速する中、子どものデジタル利用に対し4割以上が監視ソフトウェアを使用していないか、または未使用と同等の状況にあり、子供が家庭内でIT利用をする際のセキュリティ対策があまり進んでいないことを指摘している。
参照元:マカフィー、コロナ禍における IT 利用やセキュリティに関する調査結果を発表 ~実際に PC の購入や IT 環境整備を行ったのは一部であったことがうかがえる結果に~(マカフィー株式会社)