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企業のDXに対する取り組み調査結果を発表(ネオマーケティング調査)

2020.10.13
読了まで約 3

総合的なリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティングでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みの実態と、その普及の状況について独自の調査を実施。

2020年9月4日から9月7日に渡って、18歳以上の正社員と公務員の男女1000人を対象にインターネットリサーチを行い、調査概要を発表した。

参照元:今注目されている、企業の「DX」に対する取り組みを徹底調査!『DXの取り組みに関する調査』(ネオマーケティング)

新型コロナウイルスの影響によってデジタル化は進んでいるか

同調査によると、「勤め先で新型コロナウイルスの影響によりデジタル化が進んだか?」の質問項目に対して、「かなり強化された」「やや強化された」の回答が全体の34.2%を示した。一方、回答を企業規模別で見ると、「50人未満」の企業でデジタル化が強化されたという回答は18.4%、「1000人以上」の企業では50.8%と格差があり、企業規模が大きくなるほどデジタル化が進んでいる傾向があることを明らかにした。

Q1.あなたのお勤め先では、新型コロナウイルスの影響によってデジタル化は進みましたか。 (単数回答)【n=1000】

また、DXに取り組んでいると回答した対象者に「DX取り組みの実感」を聞く質問では、「実際に成果が出ている」また「うまくいっていると感じる」の回答は全体の66.2%。ここでは企業規模による格差は少なかったことを示している。

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デジタル化が進んだ項目はテレワーク関連が最多

新型コロナウイルスの影響によって、どのような項目でデジタル化を推進したかを聞く質問項目では、「テレワーク制度の導入」が最多。続いて「リモートアクセス環境の整備」「社内コミュニケーションツールの導入」という結果となり、テレワークに関連する項目が予想通り多いこと、またテレワーク環境の整備のために他の項目のデジタル化も進んだことを、同社は明らかにした。

Q2.新型コロナウイルスの影響によってデジタル化が進んだ項目をお答えください。(複数回答)【n=663】

DXの認知度も企業規模による格差が顕著に

「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」という言葉について知っているかどうか尋ねる質問では、企業規模が1000人以上でも「全く知らない」という回答が半数以上を占めるなど、認知度が決して高いとはいえない結果を示した。また、この回答においても企業規模の差が顕著であり、同社の見解によると、規模が小さい企業ほどDXの認知度が低いことを伝えている。

Q3.あなたは「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」という言葉を知っていますか。(単数回答)【n=1000】

さらに、DXへの関心度を尋ねる質問項目では、DXの認知度と同じような回答傾向となり、企業規模が大きくなるほど関心の高まりがあることを明らかにした。

Q4.あなたは「DX」について、どの程度関心をお持ちですか。(単数回答)【n=1000】

DXの企業の取り組み状況とは?

同調査では、DXの企業の取り組み状況について聞く質問項目では、「完了している」または「取り組んでいる最中」の回答は、全体の3割に満たない結果を示した。さらに、1000人未満の企業では、企業規模による取り組み状況の差は大きくないものの、1000人以上になると「DX先進」の割合が増える傾向にあると分析している。

Q6.「DX」について、お勤め先の取り組み状況を教えてください。(単数回答)【n=1000】

また、DXの取り組み内容を尋ねる質問項目では、「既存ビジネスモデル・サービスの変革」の回答が37.8%と最多。同調査では、「新規事業・サービスの開発」と「既存ビジネスモデル・サービスの変革」を「攻めのDX」と位置付ける一方、他6項目の「既存製品・サービスの提供価値強化」、「既存製品・サービスの提供体制の効率化」、「業務効率化・生産性向上」、「業務自動化」、「コスト削減」、「働き方改革」を「守りのDX」としている。総合的に見ると、「攻めのDX」と「守りのDX」のいずれも取り組んでいる傾向が見られることから、「様々な分野においてデジタル技術を活用しようという企業の動きがうかがえる」と指摘している。

Q7.お勤め先で取り組んでいる・取り組みが完了しているDXの内容について、わかる範囲でお答えください。(複数回答)【n=225】

さらに、自社のDXの取り組みについてどのような実感を持っているかを尋ねた質問項目では、「実際に成果が出ている」または「うまくいっていると感じる」のポジティブな回答は全体の6割以上という結果。この結果について、企業規模に関わらずDXに取り組んだ企業が成果を感じていること、また今後DXの取り組みがさらに拡大していくことが期待されるという見解を同社は明らかにしている。

Q8.お勤め先のDXの取り組みについて、どのような実感をお持ちですか。(単数回答)【n=192】

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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