株式会社テスティーは、2020年9月4日、10代から20代の男女1,347名を対象に「YouTubeに関する調査・2020年版」を実施。
YouTubeの利用率と利用頻度のほか、YouTube Premiumの登録率と利用意欲などの調査結果を公表した。
参照元:YouTubeに関する調査【2020年版】TesTee(テスティー)調べ
■10代〜20代のYouTubeの利用率は約9割
同調査によると、YouTubeを利用しているか・していないかの質問では、「利用している」の回答は、10代の男性が94.1%、10代の女性が95.6%、20代の男性が86.4%、20代の女性が89.8%という結果。全体では約9割という高い利用率となった。
また、利用者に対して利用頻度を聞く質問では、「毎日利用している」の回答は、10代の男性が74.4%、10代の女性が67.2%、20代の男性が57.5%、20代の女性が51.3%であったことを明らかにした。
上記の結果から、利用率では10代の女性が最も高く、利用頻度では10代の男性が最も高いことに触れ、より若い世代にYouTubeが浸透している傾向が見られることを同社は指摘している。
参照元:YouTubeに関する調査【2020年版】TesTee(テスティー)調べ
■10代〜20代のYouTube Premiumの利用率は1〜2割
同調査では、YouTubeを利用していると回答した人を対象に、YouTube Premiumの利用状況についても調査を行った。YouTube Premiumを利用しているか・していないかの質問では、「利用している」の回答は、10代の男性が20.3%、10代の女性が14.4%、20代の男性が23.9%、20代の女性が15.7%という結果を示した。利用率は全体で1〜2割であるが、2019年の同調査と比較すると、10代男女・20代男女のいずれも、6〜10ポイント程度の増加傾向にあることを明らかにした。
参照元:YouTubeに関する調査【2020年版】TesTee(テスティー)調べ
また、YouTube Premiumを利用していない対象者に、今後の利用意欲を聞く質問では、「利用したい」の回答は、10代の男性が27.1%、10代の女性が25.3%、20代の男性が21.0%、20代の女性が14.9%という結果になった。
20代よりも10代、また、男性の方がYouTube Premiumへの利用意欲が高いことについて同社は指摘している。
さらに、YouTube Premiumを利用しない理由については、「有料サービスへの抵抗」や「バックグラウンド再生は他アプリで対応している」といった声が多いこと、また「広告の量が多くなった場合は登録する」などのコメントも見られた。
価格の見直しや機能の充実をはかることでYouTube Premiumの利用率アップも期待できることを同社は示している。