製造業分野に特化したインターネットサービスを提供する株式会社アペルザは、「製造業における展示会実態調査」の結果を2020年7月28日に発表した。調査期間は2020年6月8日~14日。アペルザのサービス利用者およびメール購読者1,344名から回答を得た。
この調査により、新型コロナウイルスの感染拡大により中止・延期が続く展示会について、これまでの参加実態、そして今後の参加意向実態が明らかになった。
参照元:リアル展示会、参加者の半数が“年内は自粛”か、オンライン参加には93.5%が関心 ― 製造業における展示会実態調査
展示会の参加目的は市場動向調査が9割以上
最初に、展示会の参加目的を尋ねたところ、「市場動向調査、定期的な情報収集」が95.6%で最多。次いで、「出展企業に直接詳しい説明を聞く」が87.9%、「特定の企業・製品を見る」が86.0%となった。市場動向といった広い範囲の情報収集から、特定の企業・製品といった詳細な情報収集の場として活用されていることが明らかになった。
そのほか、「現在使用している製品や仕入れ先の見直し」や「関係者との挨拶」など情報収集以外の目的での参加が50%前後で、複合的な目的で展示会に参加していることも見えてきた。
参照元:リアル展示会、参加者の半数が“年内は自粛”か、オンライン参加には93.5%が関心 ― 製造業における展示会実態調査
展示会きっかけの取引のうち、展示会参加前の企業・サービス認知が7割
次にこれまでに展示会に参加したことがある回答者に、展示会をきっかけとした取引の有無について尋ねた。「取引に至ったことがある」との回答は74.3%で、参加者の7割以上が展示会をきっかけとした取引をしている。
また、取引に至ったことがある回答者のうち、「参加前から注目していた企業・製品である」の41.4%と「認知していたが注目していなかった企業・製品である」の30.9%とあわせて、7割以上の参加者が展示会以前より企業・製品を認知していることが明らかになった。
参照元:リアル展示会、参加者の半数が“年内は自粛”か、オンライン参加には93.5%が関心 ― 製造業における展示会実態調査
展示会参加の再開は、来年の春頃までに6割以上
これまでの展示会の参加実態は明らかになったが、コロナ禍において参加意向はどうだろうか。
展示会参加の再開・解禁予定時期について聞いたところ、「解禁されたら参加する」が78.4%になった。具体的な時期については、今年の秋頃(20年9~11月)が最多の30.7%。来年の春頃(21年3~5月)までに6割以上が参加意思を示している。
参照元:リアル展示会、参加者の半数が“年内は自粛”か、オンライン参加には93.5%が関心 ― 製造業における展示会実態調査
オンライン展示会への参加に9割以上が意欲的
最後に、感染予防としても注目されているオンライン展示会について聞いた。オンライン展示会に「参加したい(または検討する)」が93.5%と、9割以上が参加に意欲的な結果となった。
オンライン展示会への参加に意欲的な回答者のうち、オンラインで代替可能と考えるものを聞いたところ、「セミナー・講演などの聴講」が79.4%と最多。一方で、上述の展示会目的の8割を超えていた「出展企業に直接詳しい説明を聞く」が47.9%、「特定の企業・製品を見る」が55.4%となり、およそ半数の回答者が企業・サービスの詳細な情報収集に対する代替は難しいと感じているようだ。
参照元:リアル展示会、参加者の半数が“年内は自粛”か、オンライン参加には93.5%が関心 ― 製造業における展示会実態調査
今回の調査により、製造業の展示会において、リアルとオンラインへの参加意向がそれぞれ明らかになった。リアルの参加には来年の春ごろまで時間を要するが、オンラインには非常に意欲が高い。オンライン展示会では、リアルの開催のような企業・製品の詳細な案内や商談が難しい分、コミュニケーションツールを活用するなどの工夫が展示会出展の成功に欠かせないようだ。
参照元:リアル展示会、参加者の半数が“年内は自粛”か、オンライン参加には93.5%が関心 ― 製造業における展示会実態調査
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