新型コロナウイルスの感染拡大があり、「ステイホーム」を合い言葉に外出を自粛する新しいライフスタイルが広まった。そうした中、セミナーも実際に会場に足を運ぶ必要があるオフラインのセミナーよりも、感染リスクのないWEBセミナーが好んで開催されるようになった。
それでは参加する受講者はオフラインセミナー・WEBセミナーにどのような意識を持っているのだろうか。株式会社Soucle(ソークル)はWEBセミナーやイベントに参加した経験を持つ全国の20代〜60代の男女228人を対象に調査を行った。
オフラインセミナーよりもWEBセミナーを希望する人が約2倍
まずは自分が参加したいセミナーついて、オフラインセミナーとWEBセミナーを選択できるとしたらどちらを選ぶかについて調査した。
最も多かった回答は「どちらとも言えない(内容による)」の36.0%だったが、「WEBセミナーを選択する」も35.5%でほほ同率だった。その一方で、「オフラインのセミナーを選択する」を選択した人は18.4%のみだった。
多くの人がオフラインセミナーよりもWEBセミナーを希望していることがわかる結果だ。
WEBセミナーを希望する理由は「効率」
続いて、「WEBセミナー」を選択した人の選択理由の調査結果を見てみる。
上位は「時間効率が良いから」「手軽・気軽に参加できるから」「交通費が掛からないから」という効率重視の視点のもので占められた。
オフラインセミナーに代わってWEBセミナーが多く参加されるようになった背景には新型コロナウイルスの感染拡大があった。しかし今回、「新型コロナウイルスをはじめ病気や風邪の感染リスクが少ないから」という回答は35.8%で5位だった。
多くの人がWEBセミナーに参加することになったきっかけは新型コロナウイルスだったかもしれないが、実際に参加して「効率的だ」と感じたことが、WEBセミナーへの支持を強化していったとみることができるだろう。
約半数の受講者が希望しているサービスは「復習用の動画コンテンツ」
続いてWEBセミナーで今後あった方がよいと思うサービスについてのアンケート結果も見てみる。
最も多かったのは「復習できる動画コンテンツ」であり、次は「復習できるテキストブック」だった。
コロナ禍の外出自粛・リモートワークというライフスタイルの中で、より効率的に知識などを学び、定着させたいという傾向が強くなっているようだ。
今後もWEBセミナーの需要は高まると予想される。こうした受講者のニーズを掴み、満足感の高いWEBセミナーにしていくことが求められている。