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webデザイナーの役割とは!webデザインを内製と外注でうまく切り分ける方法

2020.8.25
読了まで約 3

企業がweb制作を行う場合、できるだけコストを抑えながらも、自社の目的に合った、デザインクオリティの高いものを作りたいものです。そのようなときに、社内にwebデザインを行う人材がいない場合は、webデザインは内製するのか、それとも外注するのか、そしてその内製・外注の範囲を考える必要があります。

そこで今回は、webデザインを内製するのか、外注するのかを判断するためのヒントをご紹介します。

webデザイナーの役割とは

自社にwebデザインができる人材がいない場合は特に、webデザイナーはどのような内容を担当するのか、見当がつかないこともあるでしょう。一般的なwebデザイナーの役割を知っておくことで、内製や外注のめどもわかりやすくなります。

結論から言えば、webデザイナーの定義は明確ではなく、これが正解というものはありません。狭い意味ではwebのレイアウト設計やグラフィック制作のみを行いますが、広い意味では、それ以外にも、HTMLやCSSを用いたコーディングやSEO対策、WordPressなどのCMSの設置や設定などを含んだ対応をします。

デザインといってもデザインの意味する領域は幅広いこと、また日々、webの技術や表現の自由度が上がっていることから、webデザインの意味するところも進化していると考えられます。

それを踏まえると、一般的なwebデザイナーの基本的な役割は、webサイトのレイアウト・ワイヤーフレーム設計からグラフィック制作、コーディング、と理解しておくと良いでしょう。

webデザイナーに外注するメリットとデメリット

webデザイナーの役割を知ったところで、次は、そのwebデザイナーにwebデザインを依頼するかどうかを考えることでしょう。そこで、webデザイナーに外注することのメリットとデメリットをご紹介します。

●メリットメリットとして一番大きいのは、webサイト制作の知識がまったくない場合に、制作してもらえること自体です。そして同時にプロのデザインセンスや技術を自社サイトに活用できることも大きなメリットといえます。さらに言えば、最新技術を習得せずとも盛り込んでもらえるというメリットもあります。

●デメリット一方で、内製化と比べてコストがかかるというデメリットがあります。しかし外注するからにはコスト負担は当然のことです。それを踏まえると、コストの面で一番困るのが、クオリティが価格に見合わない場合です。デザインセンスや技術がいまいちだったり、そもそも使用言語やツールが時代遅れであったり、ソースコードが乱雑で更新しにくかったりした場合に、費用対効果が得られません。

これらのメリットとデメリットを踏まえると、ベストなのは、自社の状況に合わせてうまく内製と外注を切り分けることであるといえそうです。

webデザインの内製と外注をうまく切り分ける方法

では、どうすれば内製と外注をうまく切り分けられるのでしょうか。まず社内のスキルや知識レベルの範囲によって変わってきます。

まったくITやWebの知識がないのであれば、100%外注のほうが効率的です。その場合はただ丸投げするのではなく、Webサイトの目的やイメージ、課題を制作会社に伝えるのはもちろん、レイアウトや骨組み、デザイン、構成、画像、原稿はどうするのか、納期はどのくらいかなど問題が生じないように事前に与件整理をしてしっかりと打ち合わせをすることが重要です。

社内に知識や技術がある人材がおり、多少なりとも制作できるのであれば、そのレベルに応じて、外注の範囲を狭め、残りは内製化することでコスト最適化が見込めます。あくまで、自社の内製できる範囲を見極めることが先決です。

参考までに、内製と外注の切り分けパターンの例を見ていきましょう。

●自社で大まかなデザインを描き、それを外注webデザイナーに起こしてもらう
ゼロからデザイン設計まで依頼するのではなく、あらかじめレイアウトや骨組みは自社で絵に描くなどして明確化し、それをそのままwebサイトに起こしてもらうという方法があります。丸投げではなく、技術料だけ払うといったイメージです。デザインが上がってきたら、自社の希望に沿っているかを確認し、修正指示を出すなどして精度を上げていくことで、コストパフォーマンスを最大限にすることができます。

●webサイトのベースだけ作ってもらい、運用は自社で行う
近年、WordPressなどのCMS(コンテンツマネジメントシステム)を用いてwebサイトを構築する企業サイトも多くあります。そういったwebサイトを作る場合に、CMSでwebサイトを全体的にwebデザイン会社に構築してもらい、その後のコンテンツの更新などの運用はすべて自社で行えるようにするという方法です。更新作業を毎回外注するより、内製したほうがコストを抑えられるケースがあるためです。

●webサイト制作サービスを利用して内製し、グラフィック制作だけ外注する
とにかくスピードを重視したいといった場合には、簡単な操作で誰でもwebサイトを構築できるWebサイト制作サービスを利用して内製する方法もあります。少しの知識でも制作可能です。デザインはテンプレートを利用するのが一般的ですが、会社のロゴやメインビジュアルとなるトップページの写真などのパーツはオリジナルのものにしたいところです。そこでパーツ制作のみ、グラフィックデザイナーに外注するといった方法もあります。

まとめ

◆webデザイナーの役割は、基本的にwebサイトのレイアウト、ワイヤーフレーム設計からグラフィック制作、コーディングが一般的。

◆webデザイナーに外注するメリットは、webサイト制作の知識がまったくない場合に、制作してもらえることや、プロのデザインセンスや技術を自社サイトに活用できること。デメリットとしては、内製化と比べてコストがかかること、クオリティが価格に見合わないリスクがあること。

◆内製と外注の切り分けパターンとして「自社で大まかなデザインを描き、それを外注webデザイナーに起こしてもらう」「webサイトのベースだけ作ってもらい、運用は自社で行う」「webサイト制作サービスを利用して内製し、グラフィック制作だけ外注する」などがあり、自社のスキル・知識レベルに応じて切り分けると良い。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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